この記事ではPythonのバージョン確認方法を、コマンド(python –version/-V)とコード(sys.version/sys.version_info、platform.python_version)で解説。Windows/Mac/Linuxやconda・pyenvの複数環境、PATH不備で「pythonが見つからない」原因と対処も分かり、正しい実行環境を特定できます。
目次
- 1 Pythonのバージョン確認が必要になる場面
- 2 コマンドラインでPythonのバージョンを表示する方法(共通)
- 3 WindowsでPythonのバージョンを確認する
- 4 macOSでPythonのバージョンを確認する
- 5 LinuxでPythonのバージョンを確認する
- 6 複数バージョンが入っているときの見分け方と切り替え
- 7 仮想環境(venv/virtualenv)でのバージョン確認
- 8 conda環境でPythonのバージョンを確認する
- 9 プログラム(コード)からPythonバージョンを取得する方法
- 10 Pythonがインストールされているかを確認する
- 11 バージョン確認ができないときの原因と対処
- 12 Pythonのインストール/アップデート(バージョンアップ)方法
- 13 バージョン確認後に最低限やっておくチェック
- 14 参考:学習・環境構築を進める次の一手
- 15 よくある質問(FAQ)
- 16 まとめ:目的に合った方法でPythonバージョンを確認しよう
Pythonのバージョン確認が必要になる場面

Pythonは同じ「Python」という名前でも、バージョンによって使える機能や挙動、対応ライブラリが変わります。そのため、エラー調査や環境構築、チーム開発の前後で「python version 確認」を行うことは、トラブルを未然に防ぐ基本動作です。ここでは、Pythonのバージョン確認が特に重要になる代表的な場面を整理します。
互換性トラブルを避けるために確認する
Pythonのバージョン違いは、実行エラーやインストール失敗など、分かりにくい不具合の原因になりがちです。とくに「手元では動くのに、別環境では動かない」といった状況では、最初にpython version 確認を行うのが有効です。
互換性トラブルが起きやすい典型例は次のとおりです。
- 文法・言語機能の差:新しいバージョンで追加された構文や標準機能を古い環境で実行してエラーになる
- 標準ライブラリの差:モジュールの追加・非推奨化・削除などにより、同じコードでも動作が変わる
- 外部ライブラリの対応範囲:インストールしたいパッケージが特定のPythonバージョンに未対応で、依存関係解決に失敗する
- 実行環境の混在:複数バージョンが入っていて意図しないPythonで実行され、想定外の挙動になる
また、トラブルシューティングの場面では、エラーメッセージやライブラリのドキュメントに「対応Pythonバージョン」が書かれていることが多いです。そうした情報と手元の環境を照合するためにも、まずはPythonのバージョン確認が必要になります。
最新版と推奨(安定)版の違いを理解する
Pythonには「最新版(最新リリース)」と、現場で選ばれやすい「推奨(安定)版」という考え方があります。どちらが良いかは目的次第で、python version 確認をしたうえで、プロジェクトに合った方針を選ぶことが重要です。
- 最新版を選ぶ主な理由:新機能を早く使いたい/性能改善の恩恵を受けたい/最新の開発状況に追従したい
- 推奨(安定)版を選ぶ主な理由:利用ライブラリや周辺ツールの対応が揃っている可能性が高い/運用上の予期せぬ差分を避けたい
最新版は魅力的ですが、公開直後のタイミングでは一部のライブラリやツールが追従できておらず、環境構築が不安定になることがあります。一方で、安定版は互換性や情報の蓄積(解決策の多さ)という面で有利になりやすいです。
そのため、次のような判断軸で整理すると選びやすくなります。
- 学習・検証目的:最新版で新機能を試す価値が高い(ただし情報が少ない場合もある)
- 業務・運用目的:推奨(安定)版で再現性と保守性を優先しやすい
- チーム開発:メンバー間でPythonバージョンを揃える前提で、まず現状のpython version 確認が必要
結局のところ、「どのバージョンを使うべきか」を決める前提として、今どのPythonが動いているのかを正確に把握することが出発点になります。
コマンドラインでPythonのバージョンを表示する方法(共通)

「python version 確認」をもっとも手早く行うなら、Windows・macOS・Linuxのいずれでも共通して使える“コマンドライン”での確認が基本です。インストールされているPythonがどのバージョンとして呼び出されているかは、実行コマンド(python / python3 など)によって変わることがあるため、まずは代表的な確認コマンドを押さえておきましょう。
python / python3 コマンドで確認する(–version / -V)
最も一般的な方法は、python または python3 にバージョン表示オプションを付けて実行することです。環境によっては python がPython 2系や別のランチャーを指す場合もあるため、迷ったら両方試すのが確実です。
代表的なオプションは --version と -V(Vは大文字)で、どちらも同じくバージョン番号を表示します。
python --version
python -V
python3 --version
python3 -V出力例は次のように、メジャー・マイナー・パッチ番号まで表示されるのが一般的です。
Python 3.12.1なお、環境や設定によっては標準エラーに出力される場合もありますが、ターミナル上では通常そのまま確認できます。コマンドラインでの「python version 確認」は、この形を覚えておけばまず困りません。
詳細情報まで表示する(-VV)
より詳しい情報(ビルド情報やコンパイラ情報など)まで確認したい場合は、-VV を使います。単にバージョン番号だけでなく、どんなビルドで動いているPythonなのかを含めて把握できるため、環境差異の切り分けに役立ちます。
python -VV
python3 -VV出力は環境により異なりますが、次のように追加情報が付与されることがあります(例)。
Python 3.12.1 (main, ...) [Clang ...]「同じ 3.12.x のはずなのに挙動が違う」といった状況では、-VV の情報が手掛かりになることがあります。python version 確認を“番号だけ”で終わらせず、必要に応じて詳細まで見に行けるようにしておくのがポイントです。
Pythonインタープリタ起動後に確認する
コマンドで即時確認できない状況や、すでに対話モード(REPL)を起動して作業している最中であれば、Pythonインタープリタ上からバージョンを確認する方法もあります。まず、次のようにしてインタープリタを起動します。
python
# または
python3起動時点で、冒頭にバージョンが表示されます。例:
Python 3.12.1 (main, ...)
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>>また、起動後に明示的に確認したい場合は、対話プロンプト上で sys を使うと確実です。
>>> import sys
>>> sys.version
>>> sys.version_infosys.version は詳細な文字列として、sys.version_info は比較しやすい形式で情報が得られます。コマンドラインでのpython version 確認に加えて、インタープリタ内でも確認できるようにしておくと、作業中の環境把握がスムーズになります。
WindowsでPythonのバージョンを確認する

Windows環境では、同じPC内に複数のPythonが入っていたり、コマンドの呼び出し順(PATH)によって実行されるPythonが変わったりします。そのため「python version 確認」を行うときは、どのPythonが既定で起動しているかと、そもそもPythonが認識されているかをセットで押さえるのが重要です。ここではコマンドプロンプト/PowerShellとGUIの両方から確認する方法をまとめます。
コマンドプロンプト(またはPowerShell)で確認する
まずは、コマンドプロンプト(cmd)またはPowerShellを開いて確認します。Windowsでは入力したコマンド名(pythonなど)に対して、実行対象が見つかるか・見つかった場合どのバージョンかをその場で判断できます。
既定で呼び出されるPythonのバージョンを確認する
最も手早い方法は、pythonコマンドにバージョン表示オプションを付けることです。これにより、現在の環境で「既定で呼び出されるPython」のバージョンが分かります。
python --version環境によっては、短縮オプションでも確認できます。
python -V実行すると、次のように表示されます(表示例)。
Python 3.12.1また、WindowsではPython Launcher(py)が入っていることがあり、こちらで確認すると「どのPythonが選ばれて起動しているか」を把握しやすい場合があります。
py --versionさらに、複数のPythonが入っている可能性があるなら、どの実体が呼ばれているかも合わせて見ると確実です(表示されたパスが“既定で呼び出されたpython”です)。
where pythonpythonが見つからない(認識されない)場合の確認ポイント
pythonを実行して「認識されません」「見つかりません」といったエラーになる場合、Pythonが未導入というより、Windows側の設定や呼び出し先の問題であることも少なくありません。次のポイントを順に確認すると原因を切り分けやすくなります。
コマンド自体が違う可能性
環境によっては
pythonではなくpyで起動する構成になっている場合があります。まずは次を試してください。py --versionMicrosoft Storeの「アプリ実行エイリアス」による挙動
pythonと打つとストア誘導が出たり、意図しない動きになる場合があります。その場合、Windowsの設定で「アプリ実行エイリアス」によりpython.exeが別のものに割り当てられている可能性があります。挙動が不自然なときはこの設定を疑い、必要に応じて無効化を検討してください。PATH(環境変数)にPythonが通っていない
Python自体はインストール済みでも、
pythonをコマンドとして呼べるようにPATHが設定されていないケースがあります。コマンドで次を実行し、Pythonの場所が見つかるか確認します。where python何も出ない場合、PATH未設定の可能性が高いです。
別のPython(または別アプリ)が優先されている
where pythonで複数行が出る場合、上に出たものが優先されます。目的のPythonと一致しているかを見て、バージョン確認(python --version)の結果と合わせて判断してください。
GUIで確認する(インストール状況の見方)
コマンドが使えない状況や、インストール自体を確認したい場合は、GUIからPythonのインストール状況を確認できます。Windowsでは「設定」アプリのアプリ一覧から、Pythonが入っているか・どのバージョンが入っていそうかを把握できます。
Windowsの「設定」を開きます。
「アプリ」→「インストールされているアプリ」(Windowsのバージョンにより表記は多少異なります)を開きます。
検索欄で
Pythonと入力し、一覧にPython 3.xなどが表示されるか確認します。
ここでPythonが見つかればインストールはされていますが、コマンドでの「python version 確認」と一致するとは限りません。GUIの一覧は“入っているPython”の確認に向いており、実際に既定で呼び出されるPythonのバージョンは、前述のコマンド(python --version や where python)で確認するのが確実です。
macOSでPythonのバージョンを確認する

macOSでは、Pythonが標準で用意されているケースや、複数の方法でインストールされているケースがあり、「どのPythonが使われているのか」を把握することが大切です。ここでは、python version 確認をmacOSで行う代表的な手段として、ターミナル(コマンド)とGUI(画面操作)からの確認方法を解説します。
ターミナルで確認する
もっとも確実で手早いのは、ターミナルでPythonのバージョンを表示する方法です。macOSでは環境によってpythonとpython3の挙動が異なるため、両方を確認しておくと安心です。
ターミナルは、Finder → アプリケーション → ユーティリティ → ターミナルから起動できます。起動したら、次のコマンドを入力します。
python3 --version
例として、次のように表示されます。
Python 3.12.2
環境によってはpythonでも確認できます。
python --version
ただし、macOSでは設定状況によりpythonが存在しない/別のものを指す場合があります。そのため、python version 確認を確実に行うには、まずはpython3を基準に確認するのが無難です。
また、シェルが認識しているPython実行ファイルを確認したい場合は、次のコマンドも有効です(表示されたパスが「どのPythonか」を判断する手掛かりになります)。
which python3
GUIで確認する(インストール状況の見方)
ターミナル操作に不慣れな場合や、「そもそもPythonが入っているのか」を目で見て確認したい場合は、GUIからインストール状況を確認できます。macOSでは、Pythonの導入経路によって確認場所が変わる点がポイントです。
まず、Pythonを公式インストーラなどで導入している場合、アプリケーションフォルダ内に関連項目が作られていることがあります。Finderで次を開き、Python関連のフォルダやアプリがないか確認してください。
- Finder → アプリケーション
次に、パッケージ管理ツールで導入した場合は、アプリ一覧には出てこないことがあります。その場合でも、macOSのGUIから「インストールされているもの」を辿る補助的な確認として、次の画面をチェックできます。
- Appleメニュー → システム設定 → 一般 → ストレージ(またはアプリケーション一覧)
ただし、GUI上の一覧では「Python本体」や「コマンドライン用の実行環境」が必ずしも分かりやすく表示されないことがあります。GUI確認はあくまでインストール状況の把握に役立ちますが、最終的に正確なpython version 確認を行うには、前述のターミナルでpython3 --versionを実行してバージョン表記を確認するのが確実です。
LinuxでPythonのバージョンを確認する

Linuxではディストリビューションや環境設定によって、「python」コマンドが指すPythonの世代(Python 2/3)や、複数バージョン共存時の挙動が変わることがあります。そのため、目的に応じてコマンドを使い分けて python version 確認 を行うのが確実です。ここではLinuxでの代表的な確認方法を、ターミナルとGUIに分けて解説します。
ターミナルで確認する
最も手早く確実なのはターミナル(端末)での確認です。表示されるバージョン文字列は、実際に実行されるPythonのバージョンを意味します。複数のPythonが入っている環境では、同じマシンでもコマンドごとに結果が異なることがあるため、確認したい対象に合わせて実行してください。
デフォルトで使われるPythonのバージョンを確認する
まず「python」と打ったときに呼び出されるPythonのバージョン(=デフォルトとして扱われがちなPython)を確認します。ディストリビューションの方針や設定により、Python 3が出る場合も、そもそもpythonが用意されていない場合もあります。
python --version
# もしくは
python -V出力例:
Python 3.11.6もし python: command not found のように表示された場合は、その環境では「python」コマンドが未提供の可能性があります。次の「Python 3のバージョンを確認する」へ進んでください。
Python 3のバージョンを確認する
LinuxではPython 3系の実行コマンドとして python3 が用意されていることが一般的です。Python 3を使いたい(またはPython 3が入っているか確かめたい)場合は、次のコマンドで python version 確認 を行います。
python3 --version
# もしくは
python3 -V出力例:
Python 3.10.12同じマシンでも python と python3 で結果が違うことがあります。特に古い環境や互換性の都合で、python が別のバージョンを指しているケースもあるため、実際に使うコマンドで確認するのがポイントです。
代替コマンドで確認する(python3等)
環境によっては、特定のマイナーバージョンを明示できるコマンドが用意されていることがあります。たとえば python3.11 のように「Python 3系の中の特定バージョン」を直接呼び出せる場合、意図したバージョンが使えるかをピンポイントで確認できます。
python3.11 --version
python3.10 --version
python3.9 --version出力例:
Python 3.11.6これらのコマンドが存在するかは環境次第です。利用できる場合は、複数バージョンが入っているLinuxでの python version 確認 をより正確に行えます。
GUIで確認する(環境により可能な場合)
デスクトップ環境があるLinuxでは、GUIからPythonの情報を確認できるケースもあります。ただし、GUIで見える情報は「インストールされているパッケージ情報」であり、ターミナルで実行されるPython(どのコマンドがどのPythonを指すか)と一致しない場合があります。最終的に“どのPythonが実行されるか”を確かめたいときは、ターミナルでの確認が確実です。
ソフトウェア管理ツール(例:パッケージ管理GUI)で「python」「python3」関連パッケージを検索し、インストール済みのバージョン表示を確認する
アプリケーション一覧に「Python(IDLE等)」がある場合、起動後の表示や情報ダイアログからバージョンが分かることがある
GUIで確認できるかどうかは、利用しているディストリビューションやデスクトップ環境、導入方法(システムパッケージか別経路か)によって変わります。
複数バージョンが入っているときの見分け方と切り替え

PCに複数のPythonがインストールされていると、「python version 確認をしたはずなのに、実行すると別のバージョンが動く」といったズレが起こりがちです。これは、コマンドが参照する実行ファイル(python)の場所や、PATHの優先順位が環境ごとに異なるためです。ここでは「今どのPythonが動いているか」を正確に見分け、意図したバージョンへ切り替える基本手順を整理します。
実行されているPythonのパスを確認する(which/where等)
複数のPythonがある場合、まず重要なのは「python(またはpython3)コマンドが、どの実行ファイルを指しているか」をパスで特定することです。パスが分かれば、期待しているPythonかどうかを判断しやすくなります。
macOS/Linuxではwhich、Windowsではwhereが基本です。
# macOS / Linux
which python
which python3:: Windows(コマンドプロンプト)
where python
where python3特にWindowsのwhereは、見つかった候補を複数行で返すことがあります。上から順に優先されるため、最上位に出てくるパスが「実際に実行されるpython」である可能性が高い点がポイントです。
さらに確実に「実行中のPythonの実体」を知りたい場合は、Python側から実行ファイルの場所を表示します。
python -c "import sys; print(sys.executable)"
python3 -c "import sys; print(sys.executable)"この出力結果が、あなたが想定しているインストール先(例:pyenv配下、システム標準、独自インストール先など)と一致するかを確認してください。これが「python version 確認」の前提作業になります。
PATHの設定を点検して意図したPythonを使う
同名のpythonコマンドが複数存在すると、最終的にはPATH(環境変数)の先頭から順に探索され、最初に見つかったものが実行されます。つまり、PATHの順番が意図しないPythonを呼び出す原因になりやすい、ということです。
まずはPATHの中に、Pythonに関係するディレクトリが複数混在していないかを点検します。
# macOS / Linux
echo $PATH | tr ":" "\n":: Windows(PowerShell)
$env:Path -split ";"点検の観点は次のとおりです。
- 複数のPython配布元(例:OS標準、pyenv、独自インストール)が同時にPATHへ入っていないか
- 意図したPythonのパスが、PATHの「より上(先)」に来ているか
pythonとpython3で参照先が異なっていないか
たとえばmacOS/Linuxでは、シェル設定ファイル(例:~/.zshrcや~/.bashrc)にPATHの追記が重複していると、ログインのたびに順番が崩れることがあります。Windowsでも、システム環境変数とユーザー環境変数の両方でPythonのパスが設定されていると、状況が分かりづらくなります。
注意:PATHの変更はシステム全体のコマンド解決に影響します。意図せず他ツールが動かなくなる可能性もあるため、「不要なパスを消す」のではなく、まずは優先順位(順番)の整理から着手すると安全です。
pyenvでPythonバージョンを管理・切り替えする
複数バージョンの共存が前提になる開発では、PATHを手作業で都度いじるよりも、バージョン管理ツールであるpyenvを使って切り替えるほうが安定します。pyenvは、インストールするPythonの置き場所と、呼び出すバージョンの切替を仕組み化できるのが強みです。
pyenvを使う場合、主に次のコマンドで状況を把握・切り替えします。
# インストール済みバージョン一覧
pyenv versions
# 現在有効になっているバージョン表示
pyenv version
# 利用可能なバージョン候補を検索(環境により件数が多い)
pyenv install --listバージョンの切り替えは「どの範囲に適用するか」で使い分けます。
pyenv global:端末全体(デフォルト)で使うPythonを変更pyenv local:特定ディレクトリ(プロジェクト)だけPythonを固定pyenv shell:現在のシェル(そのターミナル)だけ一時的に切替
# 例:プロジェクト配下だけPython 3.11.xを使う(バージョン番号は環境に合わせて)
pyenv local 3.11.x切り替え後は、「実際にどのPythonが呼ばれているか」を必ず再確認します。特にpython version 確認の文脈では、バージョン表示だけでなくパス確認までセットで行うと取り違えを防げます。
python -V
python -c "import sys; print(sys.executable)"もしpyenvで切り替えたはずなのに反映されない場合は、pyenvの初期化設定がシェルに読み込まれていない、またはPATHの上位に別のPythonが残っているケースが多いです。まずはwhich python(Windowsならwhere python)で参照先がpyenv配下になっているかを確認し、意図した切り替えができているかを判定してください。
仮想環境(venv/virtualenv)でのバージョン確認

プロジェクトごとに依存関係を分離するために仮想環境を使っている場合、「今アクティブな仮想環境が、どのPythonで動いているか」を確認することが重要です。特にチーム開発や複数プロジェクトを並行する環境では、仮想環境の外側(グローバル)のPythonではなく、仮想環境内のPython version 確認を行うことで、実行時の差異やトラブルを防げます。
ポイントはシンプルで、仮想環境を有効化(activate)した状態でバージョン確認コマンドを実行することです。これにより、表示されるバージョンが「仮想環境で実際に使われるPython」を指すようになります。
venv環境内でPythonのバージョンを確認する
Python標準の仮想環境機能がvenvです。venvで作成した環境では、アクティブ化後にpython(またはpython3)を実行すると、仮想環境配下のPythonが呼び出されます。したがって、アクティブ化 → バージョン表示、の順で行うのが確実です。
まずは仮想環境をアクティブ化します(以下は代表例です)。
# macOS / Linux
source .venv/bin/activate
# Windows (PowerShell)
.venv\Scripts\Activate.ps1
# Windows (cmd)
.venv\Scripts\activate.bat
アクティブ化できたら、仮想環境内のPython version 確認を行います。
python --version
環境によってはpythonではなくpython3が紐づく場合もあるため、意図した結果にならないときは次も試します。
python3 --version
仮想環境の判定をより確実にしたい場合は、pythonがどこを指しているか(仮想環境配下の実行ファイルか)も合わせて確認すると安心です。以下の出力に.venv(作成した仮想環境ディレクトリ)が含まれていれば、仮想環境内のPythonが選ばれています。
python -c "import sys; print(sys.executable)"
なお、venvは「作成時に指定したPython」を基本として環境が作られます。別バージョンのPythonへ切り替えたい場合は、既存のvenvをそのまま“Pythonだけ”差し替えるのは避け、目的のPythonで仮想環境を作り直してから、再度バージョン確認を行う運用が安全です。
virtualenv環境内でPythonのバージョンを確認する
virtualenvは、venvが標準化される以前から広く利用されてきた仮想環境ツールで、現在でも柔軟性の高さから使われています。確認手順自体はvenvと同様で、アクティブ化した状態で仮想環境内のPython version 確認を行います。
(すでに作成済みの環境がある前提で)まずアクティブ化します。ディレクトリ名がvenvや.venvなどの場合でも、virtualenvで作られているケースがあります。
# macOS / Linux
source venv/bin/activate
# Windows (PowerShell)
venv\Scripts\Activate.ps1
# Windows (cmd)
venv\Scripts\activate.bat
続いて、仮想環境内でPythonのバージョンを表示します。
python --version
virtualenvでは、仮想環境作成時に使用したPythonがその環境のPythonになります。もし「どのPythonで作られた環境か」をより明確に確認したい場合は、実体のパスを出力する方法が有効です。出力が仮想環境配下の.../venv/bin/pythonや...\venv\Scripts\python.exeであれば、確認対象が仮想環境内のPythonであると判断できます。
python -c "import sys; print(sys.executable)"
また、同じ名前の仮想環境ディレクトリが複数存在する/ターミナルを分割して作業している、などの状況では「アクティブ化したつもりでも別の環境だった」という混乱が起こりがちです。バージョン番号だけでなく、上記のようにsys.executableも併せて確認すると、仮想環境でのPython version 確認として精度が上がります。
conda環境でPythonのバージョンを確認する

conda(Anaconda / Miniconda)を使っている場合、同じPC内でも「base」や複数の仮想環境(env)ごとにPythonのバージョンが異なることがよくあります。そのため、python version 確認を行う際は「どの環境のPythonを見ているか」を意識して確認するのが重要です。ここでは、conda環境に絞って、インストール済みPythonのバージョン確認方法を整理します。
condaでインストールされたPythonのバージョンを確認する
まずは、対象のconda環境を有効化(activate)したうえで、その環境に入っているPythonパッケージのバージョンを確認します。condaではPython自体も「python」というパッケージとして管理されているため、パッケージ一覧から確認するのが確実です。
特定環境を有効化してから確認する例は以下です。
conda activate myenv
conda list python出力には、インストールされているPythonのバージョン(例:3.11.x など)が表示されます。conda listはその環境で管理されているパッケージ情報を見ているため、「今使っている環境のPython」をピンポイントで確認できるのが利点です。
また、Python関連が複数行出ることがあるため、Python本体だけを狙うなら以下のように正規表現で絞り込む方法も有効です。
conda list ^python$この方法は「conda管理下のPythonバージョン」を確認したいときに特に向いています。
環境(env)ごとのPythonバージョンを確認する
condaを使う大きな理由は、プロジェクトごとに環境(env)を分け、Pythonのバージョンも分離できる点です。複数envがあると「どの環境がどのPythonか」を一覧で把握したくなるため、環境単位で確認する方法を押さえましょう。
環境名が分かっている場合は、その環境を明示してPythonパッケージ情報を確認できます。
conda list -n myenv pythonこのやり方なら、いちいちactivateしなくても対象envのPythonバージョンを確認できます(python version 確認を素早く済ませたい場合に便利です)。
環境が多い場合は、まず環境一覧を出して、確認したいenv名を特定するとスムーズです。
conda env listここで表示される環境名(例:base / myenv など)を使って、上記の conda list -n でPythonバージョンを確認していく流れが実務的です。
condaコマンドでバージョン情報を一覧・詳細確認する
conda環境のトラブルシュートや再現性の担保では、「Pythonのバージョン」だけでなく、どのビルドが入っているか、依存関係がどうなっているかまで見たい場面があります。そうしたときは、condaの表示オプションを使って情報を深掘りできます。
Pythonパッケージの行を一覧で確認するだけでなく、ビルド情報なども含めて確認したい場合は、まず conda list を使います。
conda listパッケージ数が多い環境では、Python関連だけを抽出すると確認が容易です。
conda list | grep -i pythonさらに「環境の状態を共有したい」「インストール内容をそのまま記録したい」場合は、エクスポート形式で一覧化すると、Pythonバージョンも含めて後から追跡できます。
conda env export -n myenv出力には dependencies の中にPythonのバージョン指定が含まれるため、単なるpython version 確認にとどまらず「その環境がどのPythonを前提としているか」をドキュメント化するのに役立ちます。
プログラム(コード)からPythonバージョンを取得する方法

コマンドラインでの確認だけでなく、実行中のスクリプトからPythonのバージョンを取得したい場面は多くあります。たとえば、機能の有無をバージョンで分岐したい、ログに実行環境情報を残したい、といった用途です。ここでは「python version 確認」をコード内で行う代表的な方法として、標準ライブラリのsysとplatformを使うやり方を紹介します。
sysで取得する
sysモジュールは、Pythonインタープリタ自身の情報を扱うための標準ライブラリです。バージョンを確認する際は、用途に応じて「人間が読む文字列」か「比較しやすい数値情報」かを選べます。
バージョン情報を文字列で取得する(sys.version)
sys.versionは、Pythonのバージョンやビルド情報などを含む文字列を返します。ログ出力やデバッグ用途など、「そのまま表示して確認したい」場合に便利です。
import sys
print(sys.version)
出力には、以下のようにバージョン番号に加えてビルド日時やコンパイラ情報が含まれることがあります(環境により内容は変わります)。
3.12.1 (main, ...) [GCC ...]
ポイントは次の通りです。
- 文字列のため、そのまま表示する用途に向く
- 環境依存の追加情報が入るので、厳密な比較(大小判定)には不向き
バージョン番号を数値タプルで取得する(sys.version_info)
sys.version_infoは、比較に強い「数値としてのバージョン情報」を返します。条件分岐で「特定バージョン以上なら処理A、未満なら処理B」のように書きたいときに適しています。
import sys
print(sys.version_info)
また、主要な要素(メジャー・マイナー・マイクロ)だけを取り出すこともできます。
import sys
major = sys.version_info.major
minor = sys.version_info.minor
micro = sys.version_info.micro
print(major, minor, micro)
バージョン比較の例です。
import sys
if sys.version_info >= (3, 10):
print("Python 3.10以上です")
else:
print("Python 3.10未満です")
ポイントは次の通りです。
- タプル比較ができるため、python version 確認を条件分岐に使いやすい
major/minor/microで数値を直接扱える
platformで取得する
platformモジュールも標準ライブラリで、OSやPython実装など「実行環境の情報」を取得するために使われます。Pythonのバージョン番号だけをシンプルに取り出したい場合に便利です。
バージョン番号を文字列で取得する(platform.python_version)
platform.python_version()は、"3.12.1"のような形式でバージョン番号を文字列として返します。sys.versionより情報が整理されており、表示用にも扱いやすいのが特徴です。
import platform
print(platform.python_version())
ポイントは次の通りです。
- 余計なビルド情報が入りにくく、バージョン番号だけを取得しやすい
- 文字列なので、比較するなら分解・変換が必要になりやすい
バージョン番号をタプルで取得する(platform.python_version_tuple)
platform.python_version_tuple()は、メジャー・マイナー・マイクロをタプルで返します。戻り値は数値ではなく文字列のタプルなので、比較や計算に使う場合はintへの変換を挟むのが安全です。
import platform
print(platform.python_version_tuple())
数値に変換して扱う例です。
import platform
major_s, minor_s, micro_s = platform.python_version_tuple()
major, minor, micro = int(major_s), int(minor_s), int(micro_s)
if (major, minor) >= (3, 10):
print("Python 3.10以上です")
ポイントは次の通りです。
- バージョン番号を要素ごとに取り出せる
- 戻り値が文字列タプルなので、必要に応じて整数化して比較する
Pythonがインストールされているかを確認する

「python version 確認」をしようとしても、そもそもPythonが入っていなければバージョンは表示できません。まずはPythonがインストール済みかを確実に判定し、次に「どのPythonが呼び出されているか」を把握するのが近道です。ここではOS別に、インストール有無を確認する代表的な方法をまとめます。
Windowsでの確認方法
Windowsでは、Pythonが入っていても「コマンドから呼び出せない」ケースがあるため、複数の観点で確認するのが安全です。以下の手順で、インストールの有無を切り分けましょう。
PowerShell/コマンドプロンプトで起動可否を確認する
まずはコマンドとしてPythonが存在するかを確認します。
python --version py --version python -c "import sys; print(sys.version)"いずれかがバージョンを返せば、Python自体はインストールされている可能性が高いです。一方で「見つからない」「認識されない」などのメッセージが出る場合は、未インストールか、PATH未設定、別の仕組み(エイリアス等)により呼び出せていない可能性があります。
インストール済みアプリ一覧から確認する
GUIでも確認できます。設定 → アプリ → インストールされているアプリ(Windowsの表示名はバージョンにより異なる場合があります)で「Python」を検索し、該当する項目(例:Python 3.x など)があればインストール済みと判断できます。
Microsoft Store経由のインストール有無を確認する
PythonはMicrosoft Storeから導入されていることもあります。アプリ一覧に加え、Store側のライブラリ(インストール済み)を確認すると、どの経路で導入されたかの把握に役立ちます。
macOS・Linuxでの確認方法
macOSとLinuxでは、ターミナルから「コマンドが存在するか」「実行ファイルがどこにあるか」を見るのが基本です。特にmacOSは環境によって複数のPythonが入りやすいため、存在確認とあわせて確認すると確実です。
ターミナルでコマンドの存在を確認する
python3 --version python --versionいずれかでバージョンが表示されれば、Pythonはインストールされています。何も見つからない場合は未導入、またはコマンド名が異なる/パスが通っていない可能性があります。
コマンドの場所(実体)があるか確認する
「インストールされているか」をより厳密に確認したい場合は、実行ファイルの場所を調べます。
which python3 which pythonパスが返れば、その場所にPython実行ファイルが存在します。何も返らない場合は、そのコマンド名では見つからない状態です。
パッケージ管理で導入されているか確認する(環境による)
Linuxではディストリビューションのパッケージとして入っていることが多く、パッケージ一覧からも確認できます(使用する管理ツールは環境によって異なります)。macOSでも、導入方法によっては同様に管理ツール側で把握できる場合があります。
そのほかの確認手段(ランチャー/ストア/設定など)
コマンドライン以外にも、インストール有無の判断材料はいくつかあります。特に「python version 確認」がうまくいかないときは、GUI側で存在を確認すると原因の切り分けが速くなります。
Windowsの設定(アプリ一覧)で検索する
「Python」がアプリとして表示されるかを確認します。複数バージョンが入っている場合、複数の項目が並ぶことがあります。
Microsoft Storeのライブラリ(インストール済み)を確認する
Store経由で入っている場合、コマンドの挙動が期待と異なることがあります。Store側のインストール状況を確認しておくと、導入元を特定できます。
アプリランチャー/Spotlight等で「Python」を検索する
macOSではSpotlight検索、Linuxデスクトップ環境ではアプリ一覧検索から「Python」関連のアプリ(IDLE等)が見つかることがあります。ただし、これは「開発ツール一式が入っているか」の目安であり、実際にターミナルで呼び出せるかは別途確認が必要です。
バージョン確認ができないときの原因と対処

「python --version を実行しても何も返ってこない」「python が見つからないと言われる」など、python version 確認がうまくいかない場合は、原因がいくつかのパターンに分かれます。ここでは、よくあるつまずきポイントを上から順に切り分けられるよう、確認手順と対処を整理します。
Pythonが未インストールの可能性を確認する
最初に疑うべきは、そもそもPython自体がインストールされていない(またはインストールに失敗している)ケースです。バージョン確認コマンドはPython実行ファイルが存在して初めて動くため、未導入だと必ずエラーや無反応になります。
以下のようなメッセージが出る場合は、未インストール(もしくは後述のPATH未設定)の可能性が高いです。
python: command not found
'python' is not recognized as an internal or external command
対処としては、まずOSの標準機能でインストール状況を確認します。Windowsなら「設定」→「アプリ」からPythonが入っているかを探し、macOS/Linuxならパッケージ管理や既存のインストール有無を確認します。インストールが見当たらない場合はPythonを導入した上で、再度 python version 確認 を行ってください。
コマンド入力ミス(python/python3/py)の見直し
Pythonの呼び出しコマンドは環境によって異なり、入力するコマンドが違うだけで「バージョン確認できない」状態になります。特に、Windows/macOS/Linuxで慣例が変わる点が混乱しやすいポイントです。
まずは次を順に試し、どれが有効か確認します。
python --versionpython3 --version- (Windows)
py --version/py -3 --version
また、オプションの付け方のミスも地味に多いです。Pythonのバージョン表示は基本的に以下が確実です。
--version(ハイフン2つ)-V(大文字V)
例えば -v(小文字)にしてしまう、--Version のように大文字小文字を変えてしまうと、意図した表示にならないことがあります。コマンドが通るかどうか以前に、表記を正確にそろえて再実行するのが近道です。
PATH(環境変数)の設定不備を修正する
Pythonはインストール済みでも、python コマンドが「どこにある実行ファイルか」をOSが見つけられないと、バージョン確認ができません。この原因の代表がPATH(環境変数)未設定です。
典型的には、Pythonの実行ファイル(python.exe など)が存在するフォルダがPATHに入っていないため、ターミナル/コマンドプロンプトが呼び出せない状態です。対処方針は次の2つです。
- インストール時に「Add Python to PATH」のようなチェックを有効にして入れ直す
- 手動でPATHにPythonのインストール先を追加する
変更後は、すでに開いているターミナルでは反映されないことがあります。必ずコマンドプロンプトやPowerShell、ターミナルを開き直してから、再度 python version 確認(例:python --version)を試してください。
注意:PATHを複数のPython(例:Microsoft Store版と公式インストーラ版)で競合させると、意図しないバージョンが起動する原因になります。
Windowsの「アプリ実行エイリアス」を無効化・調整する
Windowsでは、Pythonが入っていないのに python を打つとMicrosoft Storeに誘導される、あるいは意図しない挙動になることがあります。これは「アプリ実行エイリアス」という仕組みで、python.exe や python3.exe の呼び出しが別の動作に置き換えられているケースです。
この場合、Pythonを正しくインストールしていても、エイリアスが優先されてしまいpython version 確認が失敗したり、別経路に飛ばされたりします。対処としては、Windowsの設定画面から該当のエイリアスを無効化(または状況に応じて調整)します。
- 「設定」→「アプリ」→(関連設定内の)「アプリ実行エイリアス」
python.exe/python3.exeのトグルを確認し、必要に応じてオフにする
切り替え後はターミナルを開き直し、python --version や py --version で挙動が改善したか確認します。
VS Code上で使用中のPythonを確認・切り替えする
ターミナルではバージョンが表示できるのに、VS Codeで実行すると別バージョンになる/エラーになる場合は、VS Codeが参照しているPythonインタープリタが想定と違うことが多いです。特に複数Pythonが入っている環境では、VS Code側の選択がズレるだけで python version 確認 の結果が一致しません。
対処は「VS CodeがどのPythonを使っているか」を確認し、必要なら切り替えることです。一般的には以下の流れで確認できます。
- コマンドパレットから「Python: Select Interpreter(インタープリターの選択)」を開く
- 表示される候補(バージョンやパス)から、目的のPythonを選ぶ
- VS Code内のターミナル/実行が選択したインタープリタに揃うか確認する
また、VS Codeの「統合ターミナル」は外部ターミナルと環境変数が異なることがあるため、VS Code内ターミナルで python --version を実行し、VS Codeが認識しているPythonのバージョンを直接確認すると切り分けがスムーズです。
Pythonのインストール/アップデート(バージョンアップ)方法

開発環境を整えるうえで、「python version 確認」をした結果、Pythonが未導入だったり、目的のライブラリが動く推奨バージョンに満たなかったりすることがあります。その場合は、適切な手順でPythonをインストール、またはアップデート(バージョンアップ)しましょう。ここでは、公式配布物を使った基本手順と、導入・更新時に起きやすい落とし穴(複数共存やPATH)を中心に解説します。
公式サイトからダウンロードして導入する
最も確実で汎用的なのは、Pythonの公式サイトからインストーラー(または配布パッケージ)を入手して導入する方法です。OSごとに入手物や画面が異なりますが、基本的な流れは共通しています。
- 公式サイト(https://www.python.org/)へアクセスし、Downloadsから自分のOSに合ったPythonを選ぶ
- インストーラー(Windows/macOS)やソース/配布物(Linux等)を取得して実行する
- インストール完了後に、ターミナル/コマンドプロンプトで動作確認を行う
導入後は、想定どおりのバージョンが使われているかを確認するのが重要です。例えば次のように実行して、表示された内容が意図したものかをチェックします(環境によりコマンドは異なります)。
python --version
python3 --version
py --versionアップデート(バージョンアップ)も、基本的には同様に公式の新しいインストーラーへ更新する流れになります。更新後も必ず「python version 確認」を行い、旧バージョンが呼び出されていないかまで含めて確認してください。
インストール・更新時の注意点(複数共存・PATHなど)
Pythonの導入や更新でつまずきやすいのが、「複数バージョンが共存していて、意図しないPythonが起動する」ケースです。特に、過去に別経路で入れたPythonが残っていると、バージョンアップしたのに表示上の「python version 確認」が変わらない、といった現象が起きがちです。
代表的な注意点は次のとおりです。
- 複数共存:OS標準のPython、以前入れたPython、開発ツールに同梱されたPythonなどが同時に存在する場合があります。
- PATH(環境変数)の優先順位:コマンドで実行されるPythonは、PATHの並び順に左右されます。新しいPythonを入れても、古いパスが優先されると古いバージョンが起動します。
- インストール先の把握:更新後に「どこへ入ったか」を把握していないと、後から切り分けが難しくなります。
対策としては、インストール/更新の直後に次をセットで確認するのが有効です。
- まずはバージョンを確認する(例:
python --version) - 次に、どの実行ファイルが呼ばれているかを把握する(PATHの影響を疑う)
また、アップデート時は「上書き更新」だけでなく「新旧が並んで残る」形になることもあります。チーム開発や業務環境では、既存プロジェクトが特定バージョンに依存している場合もあるため、更新前に影響範囲を想定しつつ、更新後は確実に「python version 確認」を行い、目的のバージョンが呼び出されている状態に整えましょう。
バージョン確認後に最低限やっておくチェック

python version 確認ができたら、次は「そのPythonが本当に動くか」と「困ったときに抜け出せるか」を最短で押さえておくのが安全です。ここではインストール直後や環境を切り替えた直後に、最低限やっておきたい2つのチェックだけに絞って確認します。
printが実行できるか簡単に動作確認する
バージョンが表示されても、実際の実行環境が壊れていたり、意図しないPythonを呼び出していたりすると、学習や開発が止まります。もっとも手早い動作確認は、Pythonを起動してprintが実行できるかを見ることです。
ターミナル(コマンドプロンプト/PowerShell含む)でPythonを起動し、以下を入力してみてください。
print("Hello, Python")次のように文字が表示されれば、最低限の実行は問題ありません。
Hello, Pythonこのチェックが有効な理由は、文字列の扱い・標準出力・インタープリタの基本動作をまとめて確認できるからです。python version 確認後にここまで通れば、「とりあえず動く状態」には到達しています。
もしエラーになった場合は、表示されたエラーメッセージをそのまま読み取り、特に以下を確認してください。
- 入力した引用符が全角(“ ”)になっていないか(半角の
"を使う) printの括弧が閉じているか()の付け忘れ)- 改行後に
...が出ている場合、文が途中で終わっている可能性がある(括弧や引用符の閉じ忘れ)
対話モード(REPL)の終了方法を押さえる
上のprint確認は、対話モード(REPL)で行うことが多いです。REPLは気軽に試せる一方で、「抜け方が分からず固まった」と感じやすいポイントでもあります。python version 確認後に、終了方法だけは先に覚えておくと安心です。
終了方法は主に次のいずれかです。
exit()またはquit()を入力してEnter- ショートカットキーで終了(Windowsは
Ctrl+Z→Enter、macOS/LinuxはCtrl+D)
また、REPLで入力途中におかしくなった(...が続く、閉じ括弧を待っている等)場合は、いったん入力を中断して状態を戻すことも重要です。うまく戻れないときは、終了操作を実行してREPLを閉じ、もう一度起動し直すのが確実です。
参考:学習・環境構築を進める次の一手

Pythonの学習や開発を進めるうえで、python version 確認ができたら次に押さえたいのが「必要なライブラリを入れる」「依存関係を揃える」「手元で動く状態にする」という環境構築の基本です。ここでは、現場でも学習でも頻出の3点(pip / requirements.txt / git clone)を、最小限の手順で整理します。
pipの基本(パッケージ管理)
pipはPythonのパッケージ管理ツールで、機械学習・Web開発・自動化などで使う外部ライブラリをインストールできます。プロジェクトごとに必要なパッケージを揃えることで、サンプルコードやチュートリアルを同じ条件で動かしやすくなります。
まずはpip自体が使えるかを確認し、次に代表的な操作(インストール・一覧表示・アップデート)を覚えるとスムーズです。
- pipのバージョン確認:
python -m pip --version - パッケージのインストール:
python -m pip install パッケージ名 - インストール済み一覧:
python -m pip list - パッケージのアップデート:
python -m pip install -U パッケージ名
pipは環境によってpipコマンドが別のPythonに紐づくことがあります。誤インストールを避けるためにも、pip単体ではなくpython -m pip形式で実行すると、「今使っているPython」に対して確実に操作できます。特に、複数のPythonが入っている場合は、python version 確認とセットで習慣化すると安全です。
# 例:requestsを入れる
python -m pip install requests
requirements.txtで依存関係を固定する
学習教材やチーム開発で「自分の環境では動くのに、他人の環境では動かない」というズレが起きやすい原因の一つが、パッケージのバージョン差です。そこで役立つのがrequirements.txtで、プロジェクトが必要とする依存パッケージ(と多くの場合そのバージョン)を一覧として管理します。
基本の流れは次のとおりです。
- (作業中の環境に)必要なパッケージをインストールする
- 依存関係を
requirements.txtに書き出す - 別環境では
requirements.txtから一括インストールする
# 依存関係を書き出す(一般的な方法)
python -m pip freeze > requirements.txt
# requirements.txt から一括インストール
python -m pip install -r requirements.txt
特に教材・社内プロジェクト・配布コードでは「指定されたPythonのバージョン」と「指定された依存パッケージのバージョン」を揃えることが重要です。python version 確認で前提を合わせたうえで、requirements.txtを使ってライブラリ環境も揃えると、再現性が一気に上がります。
リポジトリを取得して実行できる状態にする(git clone)
サンプルコードや社内ツール、OSS(オープンソース)の多くはGitのリポジトリとして配布されています。URLからローカルに取得する基本操作がgit cloneで、取得後は「依存関係の導入」まで行うことで、はじめて実行準備が整います。
典型的な手順は次の流れです。
- リポジトリを取得する(
git clone) - プロジェクトのディレクトリへ移動する
requirements.txtがあれば依存関係をインストールする
# リポジトリを取得(URLは例)
git clone https://github.com/ユーザー名/リポジトリ名.git
cd リポジトリ名
# requirements.txt がある前提で依存関係を導入
python -m pip install -r requirements.txt
リポジトリによっては、READMEに「必要なPythonのバージョン」や「実行方法」が書かれています。動かす前にまずpython version 確認を行い、前提条件を満たしているかチェックしてから依存関係を入れると、エラーの切り分けがしやすくなります。
よくある質問(FAQ)

pythonコマンドが認識されない場合はどうする?
「python version 確認」をしようとして python --version を実行したのに、python コマンドが見つからない(認識されない)場合は、まず「そもそもPythonが入っているか」と「呼び出し方が環境に合っているか」を切り分けるのが近道です。OSやインストール方法によって、同じPythonでも呼び出すコマンド名が異なることがあります。
代表的な対処は次のとおりです。
python3で試す(macOS/Linuxでよくある)python3 --version環境によっては
pythonではなくpython3として登録されています。Windowsは
py(Python Launcher)で試すpy --version py -3 --versionpythonがPATHに入っていなくてもpyで起動できるケースがあります。インストール済みでもPATHが通っていない可能性を確認する
ターミナル/コマンドプロンプトが
python実行ファイルの場所を知らない状態です。後述の「実行ファイル(python)の場所を確認するには?」の手順で場所を特定し、呼び出せるか確認します。コマンド名の衝突・エイリアスを疑う
同名の別コマンドやエイリアスが優先され、期待通りの
pythonが起動できない場合があります。これも「実行ファイル(python)の場所を確認するには?」で実体を確認すると確実です。
Python 2とPython 3の両方が入っているか確認する方法は?
Python 2とPython 3が共存している環境では、「python がどちらを指しているか」と「python2/python3 が存在するか」をそれぞれ確認するのがポイントです。バージョン違いによる動作差が大きいため、python version 確認は必ずコマンドを分けて行いましょう。
まずは次のコマンドで、それぞれのバージョンが返るかを確認します。
macOS/Linuxでの確認例
python --version python2 --version python3 --versionpython2が存在しない環境も多い一方、古い環境だとpythonがPython 2を指していることがあります。Windowsでの確認例(Python Launcherがある場合)
py -2 --version py -3 --version同一マシンに複数系統が入っているとき、
py -2/py -3で切り替えて確認できます。
両方がインストールされている場合、次のような状態になります。
python2 --versionで 2.x が表示されるpython3 --versionで 3.x が表示されるpython --versionは環境の設定(PATHやエイリアス)次第で2系/3系のどちらかになる
スクリプト内でPythonのバージョンを判定するには?
実行環境が人によって異なる場合、スクリプト内でPythonのバージョンを判定して分岐させたいことがあります。python version 確認をコード側で行うなら、標準ライブラリの sys を使う方法が一般的です。
たとえば、メジャーバージョン(2/3)で判定して処理を切り替える例は次のとおりです。
import sys
if sys.version_info.major >= 3:
print("Python 3系です")
else:
print("Python 2系です")もう少し細かく、特定バージョン以上を要求する場合は、タプル比較が便利です。
import sys
required = (3, 8)
if sys.version_info < required:
raise RuntimeError(f"Python {required[0]}.{required[1]} 以上が必要です。現在: {sys.version.split()[0]}")
print("要件を満たしています")このようにしておくと、想定外のバージョンで動かされた際に早期に検知でき、原因調査もしやすくなります。
実行ファイル(python)の場所を確認するには?
「どのPythonが動いているか」を確実に把握したいときは、バージョン表示だけでなく、実行ファイル(python)の場所を確認するのが有効です。複数のPythonが入っていると、PATHの優先順位によって意図しないPythonが起動することがあるため、python version 確認とあわせてパスの確認も行いましょう。
macOS/Linux:
whichで確認which python which python3表示されたパスが、実際に呼び出されている実行ファイルです。
Windows:
whereで確認where python複数ヒットする場合は、上に出るものほど優先されやすい候補です(環境により挙動は異なります)。
Pythonから確認:実行中のインタープリタの場所を出す
python -c "import sys; print(sys.executable)"コマンドとして起動したPython自身が「どの実行ファイルか」を返すため、最も誤解が少ない確認方法です。
パスが分かったら、その実行ファイルに紐づくバージョンを改めて --version 等で確認すると、「どのPythonのバージョンを見ているのか」を取り違えずに把握できます。
まとめ:目的に合った方法でPythonバージョンを確認しよう

「python version 確認」は一見シンプルですが、実務では“どのPythonを、どの環境で、どの粒度まで”確認したいかで最適な手段が変わります。目的に合った方法を選べるようになると、動かない原因の切り分けが早まり、環境差によるトラブルも減らせます。
まず押さえたいのは、確認の目的は大きく次の2つに分かれることです。ひとつは「今実行しているPythonのバージョンを知りたい」、もうひとつは「複数のPythonがある中で、意図したPythonが使われているか確かめたい」という目的です。前者ならシンプルなバージョン表示で十分ですが、後者は“実体(どの実行ファイルか)”まで確認できる方法を選ぶ必要があります。
とにかく今のバージョンだけ知りたい:最短のコマンドで表示できる方法が向いています。作業前の確認や、手元の環境メモに残す用途に適しています。
詳細なビルド情報や差分まで確認したい:同じ「3.x」でも挙動が変わる場面があるため、より詳細な表示が役立ちます。
複数バージョン共存・仮想環境・condaなどで混乱している:バージョン番号だけでなく「どのPythonが呼ばれているか」を突き止める観点で確認すると、原因特定がスムーズです。
プログラム側で条件分岐したい:実行中にコードからバージョン情報を取得できる方法が有効です。ログ出力や診断にも使えます。
また、OSによって既定の挙動やコマンドが異なる点も、迷いやすいポイントです。Windows・macOS・Linuxでは、同じ「python」でも指している実体が違うことがあり、結果として「python version 確認」の結果が想定とズレることがあります。チーム開発や本番環境と開発環境を行き来する場合ほど、確認手順を“いつも同じ観点で”行うことが重要です。
結局のところ、Pythonバージョン確認のコツは「自分が知りたいのは“番号”なのか、“実行されるPythonの正体”なのか」を先に決めることです。目的が明確になれば、必要十分な方法を選べるようになり、環境トラブルの予防と解決の両方に効いてきます。

