Cursor料金と機能を徹底解説！最新アップデートと使い方【2025】

この記事では、AIコードエディタ「Cursor」の特徴、料金プラン、最新機能、使い方、他ツールとの比較や企業での活用事例までを網羅的に解説。プログラミング効率化やコスト最適化の方法が具体的にわかり、自分に合ったプラン選びや効果的な導入判断が可能になります。

1 Cursorとは？概要と特徴
- 1.1 Cursorの基本機能
- 1.2 最新アップデート情報
2 Cursorの料金体系
3 Cursorの使い方・設定方法
- 3.1 初期設定とセットアップ手順
- 3.2 基本的な操作方法
4 Cursorの応用活用例
5 他ツールとの比較
6 Maxモードとモデル性能の違い
7 商用利用と注意点
- 7.1 ライセンス・利用規約の確認
- 7.2 利用時の制限事項と注意点
8 よくある質問（FAQ）
- 8.1 料金や課金に関する質問
- 8.2 機能や利用方法に関する質問

Cursorとは？概要と特徴

Cursorの基本機能

コードの自動生成と編集支援

Cursorは、AIによる高度なコード自動生成機能を備えた開発支援ツールです。単純な補完機能にとどまらず、ユーザーが入力した要件や仕様に応じて、関数やクラス単位でコードを生成します。また、既存コードの編集提案も行い、リファクタリングや最適化を自動的に提示します。これにより、開発スピードが飛躍的に向上し、バグの少ないクリーンなコードを効率的に書くことが可能になります。

チャット形式での質問対応とコード生成

Cursorはチャットインターフェースを通じて、自然言語での質問に応答しながらコードを生成できます。たとえば、「PythonでAPIを呼び出すコードを書いて」と入力すれば、必要なインポート文から関数実装まで自動的に提案します。これにより、ドキュメントや外部リソースを参照する時間を大幅に削減できます。

自動デバッグとエラー修正機能

開発中に発生したエラーをAIが解析し、修正候補を提示する自動デバッグ機能も特徴のひとつです。エラー発生箇所の特定から修正方法の提案までを自動化するため、特に複雑なバグ修正や未経験の言語での開発時に大きな効果を発揮します。

外部エディタ（VS Code等）との連携

Cursorは単体アプリケーションとしてだけでなく、Visual Studio Codeなどの外部エディタと連携可能です。これにより、利用者は慣れたIDE環境のままAIによるコード補助を受けられ、生産性を損なわずに新機能を取り入れることができます。

日本語対応

日本語での入力や出力にも対応しており、英語が苦手な開発者でも安心して利用可能です。仕様書や要件を日本語で記述し、そのままAIに渡してコードを生成させることができるため、国内開発チームの導入障壁を大きく下げています。

複数のAIモデルが利用可能

Cursorでは複数のAIモデルを用途に応じて切り替えて利用できます。例えば、軽量で高速なモデルは日常的なコード補完に、より高度な推論能力を持つモデルは複雑なアプリケーション設計や最適化に利用するなど、状況やプロジェクト規模に応じた柔軟な使い分けが可能です。

Cursorの料金体系

個人向けプラン

無料プランの内容

Cursorの無料プランは、初めて利用する方やライトユーザーに適したエントリープランです。基本的なコード補完やチャットによる質問応答、限定的な自動デバッグ機能など、主要機能の一部を制限付きで利用できます。
利用できるAIリクエスト数には月ごとの上限が設定されており、特に高速処理や高度なモデルの利用には制約がありますが、学習目的や小規模なプロジェクトであれば十分活用可能です。

月間リクエスト数の上限あり
基本的なコード自動生成・編集サポートが利用可能
一部の高度機能（Maxモードや特定モデル）は利用不可

有料プラン（Hobby / Pro / Ultra）の違い

Cursorの有料プランは、利用頻度や必要な機能に応じて3つの階層に分かれています。
「Hobby」は個人開発者や副業レベルのプロジェクト向けで、リクエスト上限や速度の制限が緩和されます。
「Pro」は商用利用や中規模プロジェクトを想定し、Maxモードや高精度モデルの利用が可能になります。また、リクエスト数や同時処理速度がHobby以上に優遇されます。
最上位の「Ultra」は、大規模開発やビジネス利用を前提としたプレミアムプランで、ほぼ全ての制限が解除され、最新モデルや高速処理を最大限活用できます。

プラン名	対象ユーザー	特徴
Hobby	個人開発者・学習ユーザー	制限緩和・高速リクエスト増加
Pro	商用利用・中規模チーム	Maxモード対応・高精度モデル解放
Ultra	大規模開発・企業利用	制限ほぼ解除・最新機能のフル活用

チーム・エンタープライズ向けプラン

チームプランの特徴

チームプランは、複数人でプロジェクトを進める際の効率化を目的としています。
アカウントを統合管理できるほか、共有プロジェクトスペース、コードベース全体へのAI検索機能、利用履歴の可視化など、共同開発を円滑にするための機能が充実しています。
料金はユーザー数ベースで課金されるため、必要人数に応じた柔軟な契約が可能です。

エンタープライズプランの特徴

エンタープライズプランは、大規模開発や厳格なセキュリティ要件を持つ企業向けに設計されています。
SSO（シングルサインオン）対応、監査ログ取得機能、完全カスタマイズ可能な利用環境など、ITガバナンス面での強化が可能です。
加えて、専任のカスタマーサクセスマネージャーによる導入支援や運用サポートも提供され、安定的かつ長期的な運用を前提としたプラン内容になっています。

従量課金制（Usage-based Pricing）の仕組み

高速リクエストの制限と解除方法

Cursorでは一定回数まで高速処理リクエストを無料またはプラン上限内で利用できますが、上限を超えると処理速度が低下する場合があります。
有料プランの追加購入または従量課金によって、高速リクエスト枠を増やすことが可能です。これにより、大規模なコード生成や解析作業を中断なく継続できます。

通常モードとMaxモードの違い

通常モードは標準的な生成AIモデルを使用し、コストを抑えつつ安定性を重視します。一方、Maxモードではより高度な推論能力を持つモデルが利用可能で、長文や複雑なコード生成にも対応します。
ただし、Maxモードは処理コストが高く、従量課金の対象になるケースが多いため利用頻度の調整が重要です。

プレミアムモデル利用時の課金方式

高性能なプレミアムモデル（例：最新の大規模言語モデル）を利用する場合、通常のプラン料金に加えてモデル実行ごとに追加課金が発生することがあります。
課金単位はトークン数やAPIリクエスト単位で計算され、大規模な処理ほど費用が増加します。そのため、事前に必要な精度とコストのバランスを検討することがコスト管理の観点から重要です。

料金比較とコスト最適化のポイント

Cursorの料金プランは多様で、利用規模や目的に応じた最適化が可能です。コストを抑えるためには以下のポイントを意識すると効果的です。

普段は通常モードを利用し、大規模処理のみMaxモードを使用する
チーム利用では必要な人数分のみライセンスを契約する
無料枠や月間クレジットを最大限使い切ってから追加課金する
高コストなプレミアムモデルは必要なプロジェクトでのみ利用する

このように、プランの特徴や課金ルールを理解し、目的に応じて柔軟に使い分けることで、Cursorの料金を最適化できます。

Cursorの使い方・設定方法

初期設定とセットアップ手順

アカウント作成と環境設定

Cursorを利用するためには、まず公式サイトからアカウントを作成します。登録はメールアドレスやGitHubアカウント、Googleアカウント経由で行うことができ、プロジェクト管理やコード生成を行うための基盤となります。アカウント作成後は、開発環境に応じたインストーラーや拡張機能をインストールします。特にVisual Studio Code（VS Code）との連携がスムーズなため、既存のエディタ環境に統合する形で設定するのがおすすめです。インストール後はテーマ設定やキーバインドの調整を行い、自分の開発スタイルに合わせた環境を整えましょう。

APIキーの利用方法

Cursorは一部機能で外部AIモデルを利用するため、APIキーの設定が必要になる場合があります。例えばOpenAIやAnthropicなどのモデルを接続するには、各提供元の公式サイトからAPIキーを取得し、Cursorの「Settings」内にあるAI設定項目にキーを入力します。これにより、より高精度な生成AI機能や、特定のモデルに特化した機能を利用できるようになります。APIキーは個別の課金設定にも影響するため、利用予定や利用頻度を考慮して管理することが重要です。

日本語設定の方法

Cursorはデフォルトでは英語表示となっている場合がありますが、日本語環境での利用も可能です。設定画面の「Language」もしくは「表示言語」項目から「日本語（Japanese）」を選択することで、メニューや各種メッセージが日本語化されます。また、日本語入力の精度向上にはエディタ自体の入力設定やIMEの互換性も重要です。AIによるコード解説やコメント生成も日本語で行えるため、英語に不慣れな方でもスムーズに活用することができます。

基本的な操作方法

コマンド（Command K）の使い方

Command + K（WindowsではCtrl + K）は、CursorでAIアシストを呼び出すための主要ショートカットです。これを押すと、選択したコードに対する解説、修正提案、新規コード生成などを即座に行えます。開発中の流れを中断せずに高速でAI支援が受けられるため、効率的なコーディングに直結します。

シンボル検索（＠Symbols）

コード内の関数や変数、クラスを素早く見つけたい場合、「＠」を入力しシンボル名を検索できます。これにより大規模なプロジェクトでも目的のコードブロックへ瞬時にアクセス可能です。特に複数人での開発やリファクタリング時に役立ちます。

Codebase Answersの活用

Codebase Answersは、リポジトリ全体を解析し、質問に対してプロジェクト内の情報から回答してくれる機能です。たとえば「この関数はどこで使われている？」と聞くと、関連ファイルやコード位置を提示します。ドキュメントが整備されていないプロジェクトでも、AIによるコード理解が可能になります。

Auto-Debug機能

バグやエラーを検知すると、Cursorが自動的に修正案を提示するAuto-Debug機能があります。エラーの原因解説だけでなく、その場で修正版コードを適用することも可能で、デバッグ作業の大幅な短縮につながります。

Fit Lints・Doc機能

Fit Lintsはコードスタイルの統一を支援し、開発チームのルールに即したフォーマットへ自動整形します。Doc機能は関数やクラスに自動でドキュメンテーションコメントを生成するため、保守性の高いコード作成が容易になります。

New AI Projectの開始方法

Cursorには、新規プロジェクトをAI支援付きで始められる「New AI Project」機能があります。初期構成や依存パッケージの選定、基本的なコード雛形の作成まで自動化されるため、ゼロからの開発立ち上げがスムーズになります。

Copilot++機能

Copilot++は、既存のGitHub Copilot機能に加え、長文コンテキスト理解や複雑なコード生成、複数ファイルにまたがる処理提案を強化した機能です。これにより、プロジェクト全体の構造を把握した高度な支援が可能になり、大規模開発において特に有効です。

Cursorの応用活用例

プログラミング自動化の実践例

Cursorは、高度なコード生成機能と自然言語処理を組み合わせることで、プログラミングの自動化に大きな力を発揮します。特に反復的なタスクや定型的なコード記述が必要な場面で威力を発揮し、開発者の作業時間を大幅に短縮します。

テストコードの自動生成：既存のコードベースを解析し、単体テストや統合テストのテンプレートを自動作成。
リファクタリング提案：冗長なコードや複雑なロジックを自動的に簡略化する提案を提示。
API連携部分のコード補完：REST APIやGraphQLに基づいたリクエスト・レスポンス処理を自動で生成。
バッチ処理やスクリプト作成の効率化：大規模データ処理や定期ジョブのスクリプトをテンプレートから即生成。

これらの自動化によって、開発者はより創造的な課題解決やアーキテクチャ設計に集中できるようになります。

Web・モバイル環境での利用方法

Cursorはデスクトップ利用だけでなく、Webブラウザやモバイル端末からでも活用可能です。クラウドベースで動作するため、端末依存が少なく、外出先や出張先でも同じ開発環境にアクセスできます。

PWAでの利用手順

Progressive Web App（PWA）として利用すれば、Cursorをあたかもネイティブアプリのように動かせます。

対応ブラウザ（Chrome、Edgeなど）でCursorのWebアプリにアクセス。
ブラウザメニューから「アプリとしてインストール」を選択。
ホーム画面またはアプリ一覧から起動可能になり、オフライン時でも制限付きで利用可能。

PWA化により、ブラウザタブ混雑を避けつつ、通知やショートカットなどの利便性も享受できます。

iOS・Androidでの設定方法

スマートフォンやタブレット環境でもCursorはシームレスに動作します。

iOSの場合：SafariでCursorを開き、共有メニューから「ホーム画面に追加」を選択するとアイコンが作成されます。
Androidの場合：Chromeでアクセスし、メニューから「ホーム画面に追加」をタップすることで同様に利用可能です。

これにより、PCが手元になくても、通勤中や外出先でコードレビューや簡易的な編集を行うことができます。

外部サービスとの連携活用

Cursorは外部サービスとの統合性が高く、チーム開発やプロジェクト管理の効率化にも貢献します。特にGitHubやSlackとの連携は、日常的な開発フローに自然に組み込むことが可能です。

GitHubとの連携

GitHubリポジトリと接続すれば、Cursor上から直接コード参照・編集・プルリクエスト作成が行えます。また、特定のコミットやプルリクに対するコードレビューを、自動生成コメント付きで支援する機能も利用可能です。

リポジトリクローンの自動化
ブランチ作成・マージ支援
コード差分に基づく修正提案

Slackとの連携例

Slackと連携すると、Cursorからの通知や開発進捗をリアルタイムで共有できます。例えば、指定チャンネルにビルド結果やコードレビュー依頼を自動投稿することで、チーム全体の作業効率を向上させられます。

コードレビュー依頼の自動送信
エラー発生時の即時アラート送信
進行中タスクのステータス共有

これらの連携を活用することで、Cursorは単なるコード生成ツールから、チームの中核的な開発プラットフォームへと進化します。

他ツールとの比較

GitHub Copilotとの比較

機能面の違い

CursorとGitHub CopilotはいずれもAIを活用したコード補完・生成ツールですが、提供される機能には明確な違いがあります。GitHub Copilotは主にリアルタイムのコード補完と提案に特化しており、エディタ上でシームレスに補完候補を提示します。一方、Cursorは補完機能に加え、チャット形式での対話型コード生成、既存コードベースの解析、ドキュメント作成支援、自動デバッグ機能など、より包括的な機能を備えています。また、Cursorは複数のAIモデルを切り替えて利用することができ、プロジェクトに応じた最適な生成結果を追求できます。

料金の比較

料金体系の面では「cursor 料金」と「GitHub Copilotの料金」を比較すると、ユーザーの利用スタイルによってコストパフォーマンスが異なります。Copilotは月額固定制を採用しており、利用量に関わらず一定額で全機能を使えます。これに対し、Cursorは無料プラン、有料プラン（複数のグレード）、さらには利用量に応じた従量課金制を組み合わせた柔軟な設定が特徴です。特に短期集中的に利用する場合や、高性能モデルを必要に応じて使いたい場合は、Cursorの料金体系が有利に働く場面があります。

利用環境の違い

GitHub CopilotはVisual Studio CodeやJetBrains製IDEなど、対応するエディタや開発環境にインストールして利用します。利用環境が比較的限定される一方、既存の開発フローへの統合が容易です。対してCursorは独自のエディタとして提供されるほか、VS CodeライクなUIを備えており、単体での開発環境としても機能します。また、複数のプラットフォームやOSで動作し、クラウド上での利用にも対応しているため、リモート開発や複数端末からのアクセスにも向いています。このため、利用環境の自由度やコラボレーションのしやすさではCursorに優位性があると言えるでしょう。

ChatGPTとの違い

ChatGPTは汎用的な自然言語処理に特化した対話型AIで、プログラミングのみならず文章作成や情報検索など幅広い用途に適しています。Cursorはその中でも開発支援に特化しているため、コードベースを直接解析したり、IDE連携を通じて効率的にコード補完やリファクタリングを行えることが大きな違いです。また、Cursorは開発者向けの操作コマンドやシンタックス対応が強化されているため、プログラミングタスクへの即応性が高いのが特徴です。

Claudeとの違い

Claudeは長文処理やコンテキストを考慮した応答に強みを持つ生成AIですが、エディタやコード補完の統合機能は標準では提供しません。CursorはClaudeを含む複数のモデルを選択して利用できるため、Claudeの文脈理解能力を活かしつつ、Cursor独自の開発支援機能を組み合わせることが可能です。このハイブリッドな活用は、長大なコードファイルの解析や複雑な仕様策定時に特に効果的です。

その他生成AIツールとの比較

その他の生成AIツール、例えばTabnineやCodeiumなどはコード補完機能を中心に提供していますが、多くは単独のAIモデルをベースにしています。Cursorは複数モデル対応、開発フローの一元化、料金体系の柔軟性などで差別化されており、特に「cursor 料金」の柔軟さは導入判断における大きなポイントです。ツール単独で完結できる機能性と、モデル選択による最適化は、チーム開発でも個人開発でも有用な選択肢となります。

Maxモードとモデル性能の違い

Maxモードの概要と用途

Cursorの「Maxモード」は、通常モードに比べてより高度なAI推論が可能となる強化モードです。主に長文コードの生成や複雑なデバッグ作業、大規模なドキュメント解析など、処理負荷の高いタスクで威力を発揮します。
このモードでは、標準モデルよりも高精度な生成結果が得られるほか、コード全体の流れや依存関係を跨いだ理解が可能になり、ソフトウェア開発や研究開発用途で重宝されます。

利用シーンとしては次のようなケースが挙げられます。

数千行規模のソースコード全体にわたるリファクタリング提案
機械学習モデルのハイパーパラメータチューニングや分析レポート生成
複雑なビジネスロジックを含むアプリケーションの設計レビュー

ただし、Maxモードは追加料金やトークン消費量が通常モードより多くなるため、必要性や利用頻度を考慮した運用が求められます。

モデル別の品質・性能比較

Cursorで利用可能なMaxモードは、搭載されるAIモデルによって特徴や得意分野が異なります。特に注目すべきはAnthropic社が提供する「Claude Sonnet」と「Claude Opus」など、高度な自然言語処理と推論能力を持つモデルです。
以下では、それぞれのモデルの特徴を解説します。

Claude Sonnet利用時の特徴

Claude Sonnetはバランス型のモデルで、生成スピードと精度のバランスに優れています。文脈理解能力が高く、仕様書作成やコードコメントの自動生成など、開発補助に関する幅広い用途に適しています。
特に、短中距離のコード補完や、比較的短いドキュメントの要約では、コストと性能のバランスが非常に良好です。

Claude Opus利用時の特徴

Claude Opusは高性能志向のモデルで、長文処理や複雑な推論タスクに強みがあります。大規模なデータ解析や数万トークンクラスのコンテキスト処理が可能で、大規模プロジェクトや研究開発タスクに向いています。
ただし、処理負荷が高いためレスポンス速度はやや落ちる場合があり、料金面でもSonnetより高くなる傾向があります。

コンテキストウィンドウとツール機能の差異

Maxモードでは、モデルごとに「コンテキストウィンドウ」（一度に処理できるテキスト量）や利用可能なツール機能が異なります。
例えばClaude Opusは非常に大きなコンテキストウィンドウを持ち、数万トークン規模の全コード解析が可能です。一方でClaude Sonnetはコンテキストサイズはやや小さいですが、処理速度が速く、短時間で結果が欲しい場合に有利です。
また、Maxモード専用の解析ツールやマルチファイル検索など、一部の機能は通常モードでは利用できない場合があります。

費用対効果の考察とおすすめ利用パターン

Maxモードの利用は、常時オンにすることで不要にコストが膨らむ可能性があるため、タスクの内容に応じた切り替えが推奨されます。
費用対効果の最大化には、「通常モードで8割のタスクを処理し、精度や文脈量が求められる場面だけMaxモードを使用する」という使い分けが有効です。

おすすめの利用パターン例は以下の通りです。

仕様書や設計書生成：通常モードで下書きを作り、Maxモードで精密化
長大コードレビュー：Opusを使って依存関係まで詳細に分析
高速な質問応答や短文補完：Sonnetを利用して低コストかつ迅速に対応

このように、Cursorの料金とMaxモードを上手く組み合わせることで、開発生産性とコスト最適化の両立が可能となります。

商用利用と注意点

ライセンス・利用規約の確認

Cursorを商用利用する際には、まず公式サイトで提示されている最新のライセンス内容と利用規約を必ず確認することが重要です。特に、料金プランごとに商用利用の可否や利用範囲が異なる場合があるため、「無料プランで生成したコードを商用プロジェクトに組み込めるのか」「チームプランやエンタープライズプランでは再配布やクライアント納品が可能か」といった条件の違いを把握しておきましょう。

一般的に、生成AIツールでは以下のようなライセンス上の注意点が存在します。

生成コードの著作権帰属（ユーザーが保有するのか、サービス側が保持するのか）
第三者の知的財産権に抵触する場合の責任所在
商標やブランド名を含むコードやコンテンツの生成可否
外部APIや学習データの利用範囲

特に著作権侵害リスクがあるコード（既存OSSのコード断片やライセンス非互換なコード）が生成される場合もあるため、利用規約だけでなく、商用利用時は自社の法務部門や専門家に相談することをおすすめします。

利用時の制限事項と注意点

カーソル（Cursor）の商用利用では、料金プランに応じたAPIリクエスト数や生成量の制限に加え、システムの設計・運用面でも注意が必要です。特にProやUltraなどの有料プランでは制限が緩和されますが、無制限というわけではありません。また、Maxモードや特定AIモデルの利用時は別途従量課金が発生することもあるため、契約前に総コストを試算しておくことが重要です。

技術的制限：利用規約により、特定用途（例：大量スクレイピングや自動大量投稿）が禁止されている場合があります。
セキュリティ面：商用コードベースをアップロードする場合、情報漏洩防止のため暗号化や権限管理を徹底する必要があります。
倫理的配慮：生成AIを用いたコンテンツで誤情報や差別的表現が含まれないよう、人的チェックプロセスを組み込むことが望ましいです。
可用性リスク：クラウドサービスのため、サービス停止や仕様変更による影響を受ける可能性があります。

特に「cursor 料金」を考慮に入れる場合、単にプラン料金だけで判断するのではなく、商用に耐えうるライセンス条件と運用制限の両方を総合的に見極める必要があります。導入前にトライアルや無料プランで動作・制限を検証し、自社の利用用途に合致するかを確認することが、商用活用成功の大きなポイントになります。

よくある質問（FAQ）

料金や課金に関する質問

Cursorの料金体系は、無料プランと有料プランに分かれており、用途や利用頻度に応じて選択できます。ここでは、ユーザーから寄せられる「料金や課金」に関する代表的な質問とその回答をまとめます。

Q. 無料プランでも十分に使えますか？
A. 無料プランでも基本的なAIコード補完やチャット生成機能は利用できますが、一部の高性能モデルやMaxモード、高速リクエスト枠には制限があります。開発頻度が高い場合や応答速度を重視する場合は有料プランがおすすめです。
Q. 有料プランの料金はいくらですか？
A. 有料プランは「Hobby」「Pro」「Ultra」など複数存在し、月額・年額の両方に対応しています。料金はプランによって異なり、高度なAIモデル利用やリクエスト上限増などのメリットがあります。最新の価格は公式サイトでご確認ください。
Q. 従量課金（Usage-based Pricing）はどう計算されますか？
A. 無料・有料プランにかかわらず、特定のAIモデルや高速リクエストを利用する場合、その利用量に応じた従量課金が発生します。例えば、生成トークン数やAPIコール回数が課金対象となるケースがあります。
Q. 支払い方法は何がありますか？
A. クレジットカードが主な決済手段であり、プランによっては請求書払いにも対応しています。チーム・エンタープライズプランでは別途契約に基づく支払い方法が選択できます。
Q. 途中でプランを変更できますか？
A. 可能です。無料→有料、有料→別の有料プランなど柔軟に切り替えられ、差額は日割りや次回請求時に調整されます。

機能や利用方法に関する質問

料金だけでなく、Cursorの機能面や使い方に関する質問も多く寄せられます。ここでは初めて利用する方や乗り換えを検討している方に役立つ内容を紹介します。

Q. 日本語で利用できますか？
A. はい、日本語対応しており、AIへのプロンプト入力や生成されたコードの解説も日本語で表示できます。英語が苦手な方でも安心して使えます。
Q. 外部エディタと連携できますか？
A. Visual Studio Codeなど主要エディタと連携可能です。既存の開発環境をそのまま活かせます。
Q. プログラミング初心者でも使えますか？
A. コード生成からエラー修正、リファクタリング提案まで自動化されているため、初心者でも容易に取り入れられます。学習支援ツールとしても有効です。
Q. モバイル端末でも利用できますか？
A. PWA対応によりiOSやAndroidからもブラウザ経由で利用可能です。一部機能はスマートフォン向けに最適化されています。
Q. 高度なAIモデルの指定は可能ですか？
A. 有料プラン以上では、ClaudeやGPTといった複数AIモデルから選択でき、用途に合わせてモデルを切り替えることが可能です。