この記事では、2025年最新のJavaバージョン情報とダウンロード・インストール方法を解説しています。現在の最新LTS版「Java 21」の入手手順、Windows/Macでのバージョン確認方法、環境変数の設定、トラブル対応まで網羅。用途別の推奨バージョン選定基準や、複数バージョンの管理方法も紹介し、初心者から実務者まで必要な情報が得られます。
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目次
Javaとは?JDKとJREの違いを理解する

Javaのダウンロードを始める前に、まずJavaの基本的な概念と、ダウンロード時に選択することになるJDKとJREの違いについて正しく理解しておくことが重要です。この知識があることで、自分の目的に合った適切なパッケージを選択でき、インストール後のトラブルを避けることができます。
Javaの基本概要
Javaは、1995年にSun Microsystems(現在はOracleが所有)によって開発されたプログラミング言語およびプラットフォームです。「Write Once, Run Anywhere(一度書けばどこでも動く)」という理念のもと、異なるオペレーティングシステム上でも同じプログラムが動作する特徴を持っています。
Javaの動作原理は独特で、プログラムを実行する際にJava仮想マシン(JVM:Java Virtual Machine)と呼ばれる中間層を介します。これにより、Windows、Mac、Linuxなど、どのOSでもJVMさえインストールされていれば同じJavaプログラムを実行できるのです。
現在、Javaは以下のような幅広い分野で活用されています:
- Webアプリケーション開発 – 企業の基幹システムやECサイトなど
- Androidアプリ開発 – スマートフォン向けアプリケーション
- デスクトップアプリケーション – 業務用ソフトウェアなど
- ゲーム開発 – Minecraftに代表されるゲームプラットフォーム
- 組み込みシステム – IoTデバイスや家電製品
Javaのダウンロードを検討している方の多くは、これらの用途のいずれかでJavaを必要としているはずです。自分の目的を明確にすることで、適切なパッケージを選択できます。
JDKとJREの違いと選び方
Javaをダウンロードする際に最も混乱しやすいのが、JDK(Java Development Kit)とJRE(Java Runtime Environment)の違いです。両者は含まれる機能と用途が大きく異なるため、正しく理解して選択する必要があります。
JRE(Java Runtime Environment)とは
JREは、Javaプログラムを実行するための環境です。既に完成されたJavaアプリケーションやゲームを動作させたい場合に必要となります。JREには以下のコンポーネントが含まれています:
- Java仮想マシン(JVM)
- Javaクラスライブラリ
- Javaランチャー
例えば、Minecraftをプレイする、Java製の業務ソフトを使用する、といった「既存のJavaアプリケーションを使いたい」という目的であれば、JREで十分です。
JDK(Java Development Kit)とは
JDKは、Javaプログラムを開発するための総合的なツールキットです。JDKにはJREのすべての機能に加えて、開発に必要な以下のツールが含まれています:
- Javaコンパイラ(javac) – Javaソースコードをバイトコードに変換
- デバッガー(jdb) – プログラムのデバッグ作業をサポート
- JavaDoc – ドキュメント生成ツール
- 各種開発支援ツール
- JREのすべてのコンポーネント
つまり、JDKはJREを内包しているため、プログラム開発だけでなく実行も可能です。Javaプログラミングを学習したい、Javaでアプリケーションを開発したいという場合は、JDKをダウンロードする必要があります。
どちらを選ぶべきか:用途別の選択基準
自分の目的に応じて、以下の基準で選択してください:
| 用途 | 必要なパッケージ | 理由 |
|---|---|---|
| Javaプログラミングの学習 | JDK | コンパイラなどの開発ツールが必要 |
| Javaアプリケーションの開発 | JDK | 開発環境全体が必要 |
| Minecraftのプレイ | JRE(またはJDK) | 実行環境のみで十分 |
| Java製ソフトの利用 | JRE(またはJDK) | 実行環境のみで十分 |
| 統合開発環境(IDE)の使用 | JDK | Eclipse、IntelliJ IDEAなどはJDKが必要 |
注意点として、Java 11以降では、Oracle公式サイトからスタンドアロンのJREが提供されなくなりました。そのため、実行環境のみが必要な場合でも、JDKをダウンロードしてその中のJRE機能を使用するか、OpenJDKディストリビューションを選択する必要があります。
また、迷った場合はJDKをダウンロードすることをお勧めします。JDKはJREの機能をすべて含んでいるため、後から開発が必要になった場合でも追加のインストールが不要です。ディスク容量も数百MB程度の違いしかないため、将来の拡張性を考慮するとJDKの方が汎用性が高いといえます。
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2025年版:Javaの最新バージョン情報

Javaは定期的にバージョンアップが行われており、新機能の追加やセキュリティの強化が継続的に実施されています。ダウンロードを検討する際には、最新のバージョン情報を把握しておくことが重要です。このセクションでは、2025年時点でのJavaの最新バージョン情報や、各バージョンの特徴、今後のリリース予定について詳しく解説します。
現在の最新LTSバージョンと機能リリース
2025年現在、Javaの最新LTS(Long Term Support:長期サポート)バージョンはJava 21となっています。LTSバージョンは長期的なサポートが保証されており、本番環境での利用に推奨される安定版です。
Java 21は2023年9月にリリースされ、以下のような主要な機能が含まれています。
- 仮想スレッド(Virtual Threads):軽量で効率的な並行処理を実現する新しいスレッドモデル
- レコードパターン:パターンマッチングによるより簡潔なコード記述
- シーケンスドコレクション:順序付きコレクションの統一的な処理
- 文字列テンプレート(プレビュー):より安全で読みやすい文字列操作
- スコープ付き値(プレビュー):スレッド間でのデータ共有の新しいアプローチ
一方、最新の機能リリースとしてはJava 23が2024年9月にリリースされており、より新しい機能を試したい開発者向けに提供されています。機能リリースは6ヶ月ごとに提供されますが、サポート期間が短いため、本番環境での使用には注意が必要です。
主要バージョンの比較とリリースサイクル
Javaのバージョン管理は2017年以降、新しいリリースモデルに移行しました。現在の主要なバージョンとその特徴を理解することで、ダウンロードすべきバージョンを適切に選択できます。
| バージョン | リリース時期 | 種別 | サポート期限 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Java 8 | 2014年3月 | LTS | 2030年12月(延長サポート) | ラムダ式、Stream API |
| Java 11 | 2018年9月 | LTS | 2026年9月 | var構文、HTTPクライアント標準化 |
| Java 17 | 2021年9月 | LTS | 2029年9月 | シールドクラス、パターンマッチング強化 |
| Java 21 | 2023年9月 | LTS | 2031年9月 | 仮想スレッド、レコードパターン |
| Java 23 | 2024年9月 | 機能リリース | 2025年3月 | プリミティブパターン、柔軟なコンストラクタ本体 |
Javaのリリースサイクルは以下のような特徴があります。
- 6ヶ月ごとの定期リリース:毎年3月と9月に新バージョンがリリースされます
- 3年ごとのLTSリリース:Java 17から、3年ごとにLTSバージョンが提供される予定です(以前は6年サイクル)
- 最低8年間のサポート:LTSバージョンは少なくとも8年間のサポートが保証されています
- 機能リリースの短命性:非LTSバージョンは次のバージョンがリリースされるまでの6ヶ月間のみサポートされます
この新しいリリースモデルにより、最新機能を早期に利用したい開発者は機能リリースを、安定性を重視する企業はLTSバージョンを選択するという柔軟な選択が可能になっています。
今後のバージョンアップデート予定
Javaの開発ロードマップは透明性が高く、今後のリリース予定が公開されています。ダウンロードの計画を立てる際の参考として、今後のバージョンアップデート予定を把握しておきましょう。
2025年の予定:
- Java 24(2025年3月予定):次回の機能リリースとして予定されており、Java 23で導入されたプレビュー機能の改善や新機能の追加が見込まれます
- Java 25(2025年9月予定):2025年後半にリリース予定の機能リリースです
2026年以降の予定:
- Java 26(2026年3月予定):機能リリース
- Java 27(2026年9月予定):機能リリース
- Java 28(2027年9月予定):次回のLTSバージョンとして計画されています
今後のバージョンで導入が検討されている主な機能には以下のようなものがあります。
- Project Valhalla:値型(Value Types)の導入によるメモリ効率とパフォーマンスの向上
- Project Loom:仮想スレッドのさらなる改善と並行処理の簡素化
- Project Panama:ネイティブコードとの相互運用性の向上
- Project Amber:言語機能の継続的な改善(パターンマッチング、文字列テンプレートなど)
新しいバージョンをダウンロードする際には、プレビュー機能と正式機能を区別し、プロジェクトの要件に応じて適切なバージョンを選択することが重要です。また、本番環境では常にLTSバージョンの使用を検討し、新機能の検証は開発環境で行うことをお勧めします。
Javaのバージョン情報は公式のOpenJDKプロジェクトサイトやOracleの公式ドキュメントで随時更新されていますので、ダウンロード前には最新情報を確認することをお勧めします。
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Javaのダウンロード方法【公式サイト別】

Javaのダウンロードは、提供元によって手順や提供形態が異なります。主要な提供元としてOracle JDKとMicrosoft Build of OpenJDKがあり、それぞれ特徴やライセンス形態が異なるため、用途に応じて選択することが重要です。ここでは、各公式サイトからのダウンロード方法を詳しく解説します。
Oracle JDKのダウンロード手順
Oracle JDKは、Java開発元であるOracle社が提供する公式のJava Development Kitです。Oracle公式サイトからダウンロードする際は、いくつかの重要な手順を踏む必要があります。
まず、Oracle公式サイト(oracle.com)のJavaダウンロードページにアクセスします。トップページから「Downloads」セクションを選択し、「Java」カテゴリーに進むと、最新バージョンのJDKダウンロードページが表示されます。ページ上部には最新のLTS(Long-Term Support)バージョンと、最新の機能リリースバージョンが並んでいます。
ダウンロードするバージョンを選択したら、使用しているOSに対応したインストーラーを選びます。Windows用には実行可能なexeファイル、macOS用にはdmgファイル、Linux用にはrpmやdebパッケージが用意されています。ファイルサイズは通常150MB〜200MB程度です。
Oracle JDKは定期的にセキュリティアップデートが提供されるため、常に最新のパッチバージョンをダウンロードすることを推奨します。
Oracleアカウントの作成方法
Oracle JDKをダウンロードする際には、Oracleアカウントの作成とサインインが必要です。これはライセンス管理とダウンロード履歴の追跡のために実施されています。
アカウント作成は無料で行えます。ダウンロードボタンをクリックすると、サインイン画面が表示されるので、「アカウントを作成」リンクを選択します。登録フォームには以下の情報を入力する必要があります。
- メールアドレス(ログインIDとして使用)
- パスワード(8文字以上、大文字・小文字・数字を含む)
- 氏名
- 国・地域
- 使用目的(個人利用、商用利用など)
登録後、入力したメールアドレスに確認メールが送信されるので、メール内のリンクをクリックしてアカウントを有効化します。有効化が完了すれば、そのアカウントでサインインしてJDKをダウンロードできるようになります。
アカウント作成時には、Oracleのプライバシーポリシーと利用規約への同意が求められます。特に商用利用を検討している場合は、これらの内容をしっかり確認しておくことが重要です。
ライセンスに関する注意事項
Oracle JDKのダウンロードと使用にあたっては、ライセンス条項を正しく理解することが極めて重要です。ライセンス形態は過去数年で大きく変更されており、使用目的によっては費用が発生する可能性があります。
Oracle JDKは、開発・テスト・プロトタイプ作成・デモンストレーション目的では無償で使用できますが、本番環境での商用利用には有償のサブスクリプション契約が必要になる場合があります。特にOracle Java SE Subscriptionと呼ばれる契約形態では、プロセッサ単位またはユーザー単位での課金が発生します。
ライセンス条項は「Oracle Technology Network License Agreement for Oracle Java SE」として提供されており、ダウンロード前に必ず確認することが推奨されます。主な注意点は以下の通りです。
- 個人の学習目的や非商用プロジェクトでの使用は基本的に無償
- 企業での商用利用には、使用環境と規模に応じたライセンス契約が必要
- 再配布には制限があり、アプリケーションにJDKをバンドルする場合は注意が必要
- LTSバージョンでは長期サポートが提供されるが、商用サポートは有償
ライセンス費用が懸念される場合は、後述するOpenJDKディストリビューションの利用を検討することをおすすめします。OpenJDKは完全に無償で商用利用が可能です。
Microsoft Build of OpenJDKのダウンロード
Microsoft Build of OpenJDKは、Microsoft社が提供するOpenJDKのディストリビューションです。完全に無償で商用利用が可能であり、Azureでの動作を最適化している点が特徴です。Microsoftの公式サイトから簡単にダウンロードできます。
ダウンロードページ(microsoft.com/openjdk)にアクセスすると、対応するJavaバージョンとOS別のダウンロードリンクが一覧表示されます。Oracleアカウントのような事前登録は不要で、直接ダウンロードを開始できる点が利便性の高いポイントです。
Microsoft Build of OpenJDKは、Windows、macOS、Linuxの主要なプラットフォームをサポートしており、各プラットフォームに最適化されたインストーラーやアーカイブが提供されています。企業環境での利用も想定されており、定期的なセキュリティアップデートとバグフィックスが提供されます。
各LTSバージョンのダウンロードリンク
Microsoft Build of OpenJDKでは、複数のLTS(Long-Term Support)バージョンが同時に提供されており、プロジェクトの要件に応じて選択できます。ダウンロードページでは、バージョンごとに専用のセクションが用意されています。
2025年時点で提供されている主なLTSバージョンは以下の通りです。
- Java 21(LTS):最新のLTSバージョンで、最新機能と長期サポートを提供
- Java 17(LTS):広く採用されている安定版で、多くの企業システムで使用
- Java 11(LTS):レガシーシステムとの互換性を重視する場合に選択
各バージョンのダウンロードセクションでは、以下の形式でファイルが提供されています。
| OS | ファイル形式 | 特徴 |
|---|---|---|
| Windows | .msi / .zip | インストーラー版とポータブル版を選択可能 |
| macOS | .pkg / .tar.gz | Intel/Apple Siliconそれぞれに対応 |
| Linux | .tar.gz / .deb / .rpm | ディストリビューションに応じて選択 |
ダウンロードリンクは各バージョンのセクションに明確に表示されており、SHA256チェックサムも提供されているため、ダウンロードしたファイルの整合性を確認できます。
Linux用パッケージの入手方法
Linux環境でMicrosoft Build of OpenJDKを使用する場合、複数の導入方法が用意されています。使用しているLinuxディストリビューションに応じて最適な方法を選択できます。
UbuntuやDebianベースのディストリビューションでは、.debパッケージを使用した導入が推奨されます。ダウンロードページから対応するJavaバージョンの.debファイルを取得し、以下のコマンドでインストールできます。
sudo apt install ./microsoft-jdk-21-linux-x64.debRed Hat、CentOS、Fedoraなどのディストリビューションでは、.rpmパッケージが提供されています。rpmコマンドまたはdnf/yumコマンドを使用してインストールします。
sudo rpm -ivh microsoft-jdk-21-linux-x64.rpmまた、Microsoftの公式リポジトリを追加する方法も推奨されます。これにより、システムのパッケージマネージャーを通じて自動的に更新を受け取れるようになります。Ubuntu/Debianの場合は以下の手順でリポジトリを追加できます。
wget https://packages.microsoft.com/config/ubuntu/$(lsb_release -rs)/packages-microsoft-prod.deb
sudo dpkg -i packages-microsoft-prod.deb
sudo apt update
sudo apt install msopenjdk-21リポジトリ経由でのインストールは、セキュリティアップデートを自動的に受け取れるため、本番環境での運用に適しています。
ディストリビューションに依存しない方法として、.tar.gzアーカイブをダウンロードして手動で展開する方法もあります。この方法は、システムに変更を加えずに複数バージョンを共存させたい場合に便利です。
コンテナイメージの取得方法
Microsoft Build of OpenJDKは、Docker等のコンテナ環境向けの公式イメージも提供しています。これにより、コンテナベースのアプリケーション開発やCI/CD環境で簡単にJava環境を構築できます。
公式のコンテナイメージは、Microsoft Container Registry(MCR)で公開されており、Docker Hubからも利用可能です。基本的なイメージの取得方法は以下の通りです。
docker pull mcr.microsoft.com/openjdk/jdk:21-ubuntu提供されているコンテナイメージには、複数のバリエーションがあります。
- JDKフルイメージ:開発ツール一式を含む完全なJDK環境
- JREイメージ:実行環境のみの軽量イメージ
- ベースOS別イメージ:Ubuntu、Alpine、Debian等のベースOSを選択可能
例えば、軽量なAlpine Linuxベースのイメージを使用したい場合は以下のようになります。
docker pull mcr.microsoft.com/openjdk/jdk:21-alpineDockerfileで使用する場合は、FROMディレクティブで指定します。
FROM mcr.microsoft.com/openjdk/jdk:21-ubuntu
WORKDIR /app
COPY . .
RUN javac MyApp.java
CMD ["java", "MyApp"]コンテナイメージは定期的に更新されており、セキュリティパッチが適用された最新版を常に利用できます。タグを指定することで、特定のバージョンを固定して使用することも可能です。
Kubernetes環境での使用も考慮されており、マルチアーキテクチャ対応(amd64、arm64)のイメージも提供されているため、様々なクラウド環境やエッジデバイスでの実行に対応しています。
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Javaのインストール方法【OS別完全ガイド】

Javaのダウンロードが完了したら、次はお使いのオペレーティングシステムに応じたインストール作業を行います。WindowsとMacではインストール手順が異なるため、それぞれの環境に合わせた正確な手順を理解することが重要です。このセクションでは、各OS別の詳細なインストール方法から環境変数の設定、インストール完了の確認まで、初心者の方でも迷わず進められるよう段階的に解説します。
Windowsへのインストール手順
Windows環境でのJavaインストールは、ダウンロードしたインストーラーを実行するだけで基本的には完了しますが、いくつかの重要なポイントがあります。以下の手順に従って進めてください。
- インストーラーの起動
ダウンロードした.exeファイル(例:jdk-21_windows-x64_bin.exe)をダブルクリックして実行します。ユーザーアカウント制御のダイアログが表示された場合は「はい」をクリックしてください。 - セットアップウィザードの開始
インストーラーが起動すると、セットアップウィザードが表示されます。「Next」ボタンをクリックして次に進みます。 - インストール先の指定
デフォルトではC:\Program Files\Java\jdk-21のようなパスにインストールされます。特別な理由がない限り、デフォルトのインストール先を使用することを推奨します。パスに日本語や空白が含まれていないことを確認してください。 - インストールの実行
「Next」をクリックすると、ファイルのコピーが開始されます。数分程度でインストールが完了します。 - インストールの完了
「Close」ボタンをクリックしてウィザードを終了します。これでJavaのインストール自体は完了です。
注意:インストール完了後、必ず環境変数の設定を行わないと、コマンドラインからJavaコマンドを実行できません。環境変数の設定については後述します。
Macへのインストール手順
Mac環境でのJavaインストールは、DMGファイルまたはPKGファイルを使用する方法と、ターミナルからHomebrewを使用する方法の2つがあります。ここでは両方の方法を解説します。
DMG/PKGファイルを使用する方法
- インストーラーの起動
ダウンロードした.dmgファイル(例:jdk-21_macos-x64_bin.dmg)をダブルクリックして開きます。 - パッケージファイルの実行
マウントされたディスクイメージ内の.pkgファイルをダブルクリックします。 - インストーラーの指示に従う
「続ける」をクリックし、ライセンス契約に同意して「インストール」を選択します。管理者パスワードの入力を求められた場合は入力してください。 - インストールの完了
「閉じる」をクリックしてインストーラーを終了します。Javaは/Library/Java/JavaVirtualMachines/ディレクトリにインストールされます。
Homebrewを使用する方法(推奨)
Homebrewを使用すると、バージョン管理やアップデートが容易になるため、開発者にはこちらの方法を推奨します。
- Homebrewのインストール確認
ターミナルを開き、以下のコマンドでHomebrewがインストールされているか確認します。
brew --version- Javaのインストール
以下のコマンドでJavaをインストールします。
brew install openjdk@21- シンボリックリンクの作成
システムがJavaを認識できるよう、シンボリックリンクを作成します。
sudo ln -sfn /opt/homebrew/opt/openjdk@21/libexec/openjdk.jdk /Library/Java/JavaVirtualMachines/openjdk-21.jdk環境変数(Path)の設定方法
Javaをコマンドラインから使用するためには、環境変数の設定が必須です。この設定により、どのディレクトリからでもjavaやjavacコマンドを実行できるようになります。
Windows環境での環境変数設定
- システムのプロパティを開く
「スタート」メニューを右クリックし、「システム」→「システムの詳細設定」を選択します。または、「Windowsキー + Pause」を押します。 - 環境変数ダイアログを開く
「詳細設定」タブの「環境変数」ボタンをクリックします。 - JAVA_HOME変数の設定
「システム環境変数」セクションで「新規」をクリックし、以下を入力します。- 変数名:
JAVA_HOME - 変数値:
C:\Program Files\Java\jdk-21(実際のインストールパスに合わせて変更)
- 変数名:
- Path変数の編集
「システム環境変数」の中から「Path」を選択し、「編集」をクリックします。「新規」ボタンをクリックして以下を追加します。
%JAVA_HOME%\bin- 設定の保存
すべてのダイアログで「OK」をクリックして設定を保存します。既に開いているコマンドプロンプトでは設定が反映されないため、新しくコマンドプロンプトを開く必要があります。
Mac環境での環境変数設定
Macでは使用しているシェルによって設定ファイルが異なります。macOS Catalina以降はzshがデフォルトシェルとなっています。
- シェルの確認
ターミナルで以下のコマンドを実行します。
echo $SHELL- 設定ファイルの編集
zshの場合は~/.zshrc、bashの場合は~/.bash_profileを編集します。
nano ~/.zshrc- 環境変数の追加
ファイルの末尾に以下の行を追加します。
export JAVA_HOME=$(/usr/libexec/java_home -v 21)
export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH- 設定の反映
以下のコマンドで設定を即座に反映させます。
source ~/.zshrcHomebrewでインストールした場合は、自動的にパスが設定されることもありますが、明示的に設定しておくことで確実に動作します。
インストール完了の確認方法
Javaが正しくインストールされ、環境変数が適切に設定されているかを確認します。以下の手順で動作確認を行いましょう。
Javaバージョンの確認
コマンドプロンプト(Windows)またはターミナル(Mac)を開き、以下のコマンドを実行します。
java -version正しくインストールされていれば、以下のような出力が表示されます。
openjdk version "21.0.1" 2023-10-17
OpenJDK Runtime Environment (build 21.0.1+12-29)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 21.0.1+12-29, mixed mode, sharing)コンパイラの確認
JDKをインストールした場合は、Javaコンパイラ(javac)も確認します。
javac -version以下のような出力が表示されれば成功です。
javac 21.0.1JAVA_HOMEの確認
環境変数が正しく設定されているか確認します。
Windows:
echo %JAVA_HOME%Mac/Linux:
echo $JAVA_HOMEJavaのインストールディレクトリのパスが表示されれば、環境変数は正しく設定されています。
トラブルシューティング
もしコマンドが認識されない場合は、以下を確認してください。
- 「’java’は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません。」と表示される場合は、環境変数のPath設定が正しくないか、コマンドプロンプト/ターミナルを再起動していません。
- バージョン番号が期待と異なる場合は、複数のJavaバージョンがインストールされている可能性があります。JAVA_HOMEの設定を確認してください。
- Macで「Unable to locate a Java Runtime」と表示される場合は、シンボリックリンクの作成やJAVA_HOMEの設定を再確認してください。
これらの確認が完了すれば、Javaのインストールは正常に完了しています。次のステップとして、統合開発環境(IDE)のセットアップや、実際のプログラミング学習を開始できます。
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インストール済みJavaのバージョン確認方法

Javaを既にダウンロード・インストールしている場合、現在使用しているバージョンを確認することは非常に重要です。開発環境の構築や動作確認、トラブルシューティングを行う際には、まず正確なバージョン情報を把握する必要があります。バージョン確認の方法はOSによって若干異なりますが、基本的にはコマンドラインから簡単に確認できます。ここでは、主要なOS環境であるWindowsとMacにおける確認手順を詳しく解説します。
Windows環境での確認手順
Windows環境でJavaのバージョンを確認するには、コマンドプロンプトまたはPowerShellを使用します。以下の手順で簡単に確認できます。
- スタートメニューから「cmd」または「コマンドプロンプト」を検索して起動します
- コマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します
java -versionこのコマンドを実行すると、インストールされているJavaのバージョン情報が表示されます。正常にインストールされている場合、以下のような出力が表示されます。
java version "21.0.1" 2023-10-17 LTS
Java(TM) SE Runtime Environment (build 21.0.1+12-LTS-29)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 21.0.1+12-LTS-29, mixed mode, sharing)さらに、JDKのバージョンを確認したい場合は、以下のコマンドも実行してください。
javac -versionこのコマンドは、Javaコンパイラのバージョンを表示します。開発環境としてJDKをインストールしている場合に有効です。出力例は以下の通りです。
javac 21.0.1もし「’java’は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません。」というエラーメッセージが表示された場合、Javaが正しくインストールされていないか、環境変数のPathが正しく設定されていない可能性があります。
また、システムプロパティを含む詳細な情報を確認したい場合は、Windowsの設定からも確認できます。
- コントロールパネル → プログラム → Javaと進む
- Java コントロール・パネルが開いたら「一般」タブの「バージョン情報」ボタンをクリック
- インストールされているJavaランタイムのバージョンが表示されます
Mac環境での確認手順
Mac環境でJavaのバージョンを確認する方法も、基本的にはターミナルを使用します。macOSにはデフォルトでターミナルアプリケーションが搭載されているため、追加のソフトウェアは不要です。
- 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」を起動、またはSpotlight検索(Command + Space)で「ターミナル」を検索して開きます
- ターミナルが起動したら、Windowsと同様に以下のコマンドを入力してReturnキーを押します
java -versionJavaが正しくインストールされていれば、以下のような情報が表示されます。
openjdk version "21.0.1" 2023-10-17 LTS
OpenJDK Runtime Environment (build 21.0.1+12-LTS)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 21.0.1+12-LTS, mixed mode, sharing)JDKをインストールしている場合は、コンパイラのバージョンも確認しておきましょう。
javac -versionMacでは、複数のJavaバージョンがインストールされている場合があります。現在アクティブなJavaのインストール場所を確認するには、以下のコマンドが便利です。
/usr/libexec/java_home -Vこのコマンドを実行すると、システムにインストールされているすべてのJavaバージョンとそのパスが一覧表示されます。
Matching Java Virtual Machines (2):
21.0.1 (x86_64) "Oracle Corporation" - "Java SE 21.0.1" /Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk-21.jdk/Contents/Home
17.0.9 (x86_64) "Oracle Corporation" - "Java SE 17.0.9" /Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk-17.jdk/Contents/Home特定のバージョンのホームディレクトリのみを表示したい場合は、以下のようにバージョンを指定できます。
/usr/libexec/java_home -v 21もし「No Java runtime present」というメッセージが表示された場合、Javaがシステムにインストールされていないことを意味します。この場合は、改めてJavaのダウンロードとインストールを行う必要があります。
また、Macではシェル設定ファイル(~/.bash_profile、~/.zshrcなど)でJAVA_HOME環境変数が設定されている場合があります。この設定を確認するには以下のコマンドを実行します。
echo $JAVA_HOMEこのコマンドで設定されているJavaのパスが表示され、どのバージョンがデフォルトで使用されているかを確認できます。
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インストール時のトラブルシューティング

Javaのダウンロードとインストールは通常スムーズに進みますが、環境によっては予期しないエラーが発生することがあります。ここでは、Javaのインストール時に遭遇しやすい代表的なトラブルと、その解決方法について詳しく解説します。問題が発生した際は、まず該当する症状を確認し、適切な対処法を試してみてください。
バージョンが認識されない場合の対処法
Javaのインストールが完了したにもかかわらず、コマンドプロンプトやターミナルで「java -version」コマンドを実行してもバージョン情報が表示されない、または「コマンドが認識されません」というエラーが出る場合があります。この問題の主な原因は環境変数の設定不備です。
まず確認すべきは、環境変数のPath設定が正しく行われているかどうかです。Windowsの場合、以下の手順で確認と修正を行います。
- 「システムのプロパティ」から「環境変数」を開く
- システム環境変数の「Path」を選択し、「編集」をクリック
- Javaのインストールパス(例:C:\Program Files\Java\jdk-21\bin)が含まれているか確認
- 存在しない場合は「新規」をクリックして追加
- 設定後はコマンドプロンプトを再起動してから再度確認
Mac環境では、ホームディレクトリの「.zshrc」または「.bash_profile」ファイルに以下のような記述があるか確認します。
export JAVA_HOME=$(/usr/libexec/java_home)
export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH設定ファイルを編集した後は、以下のコマンドで設定を反映させます。
source ~/.zshrcそれでも認識されない場合は、複数のJavaバージョンがインストールされている可能性があります。どのバージョンが有効になっているかを確認し、不要なバージョンをアンインストールするか、バージョン管理ツールの使用を検討してください。
jvm.dllエラーへの対応方法
Javaアプリケーションを起動しようとした際に、「Could not find jvm.dll」や「jvm.dllが見つかりません」というエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーは、Java Virtual Machine(JVM)の本体ファイルであるjvm.dllが見つからない、または正しく読み込めない状態を示しています。
このエラーの主な原因と対処法は以下の通りです。
- JAVA_HOMEの設定が不正確:環境変数JAVA_HOMEがJavaのインストールディレクトリを正しく指していない場合に発生します
- 32bit版と64bit版の不一致:システムやアプリケーションのbit数とJavaのbit数が合っていない場合に発生します
- インストールファイルの破損:ダウンロードやインストール時にファイルが破損している可能性があります
具体的な対処手順は以下の通りです。
- JAVA_HOME環境変数の確認と設定
- Windowsで「システム環境変数」を開く
- JAVA_HOMEが存在するか確認(例:C:\Program Files\Java\jdk-21)
- 存在しない場合は新規作成し、Javaのインストールディレクトリ(binの一つ上の階層)を指定
- bit数の確認
- コマンドプロンプトで「java -version」を実行し、64-bitまたは32-bitの表記を確認
- 使用するアプリケーションの要件と一致しているか確認
- 不一致の場合は適切なbit数のJavaを再インストール
- Javaの再インストール
- 既存のJavaを完全にアンインストール
- 公式サイトから最新のインストーラーを再ダウンロード
- 管理者権限でインストールを実行
jvm.dllは通常「[Javaインストールディレクトリ]\bin\server\jvm.dll」に配置されています。このファイルが実際に存在するかエクスプローラーで直接確認することも有効です。ファイルが存在しない場合は、インストールが不完全であるため、再インストールが必要です。
オフライン環境でのインストール方法
インターネット接続が制限されている企業環境や、セキュリティポリシーによりオンラインでのダウンロードが制限されている場合でも、Javaをインストールすることは可能です。オフライン環境でのインストールには事前の準備が必要ですが、適切な手順を踏めば通常のインストールと同様にJava環境を構築できます。
オフライン環境でのインストール手順は以下の通りです。
- オンライン環境でのインストーラー取得
- インターネット接続可能な別のPCで公式サイトにアクセス
- 必要なJavaバージョンのオフラインインストーラーをダウンロード
- Oracle JDKの場合は「.exe」や「.dmg」、「.tar.gz」形式の完全版をダウンロード
- USBメモリや社内ネットワーク経由でファイルを転送
- インストーラーの実行
- 対象のオフライン環境にインストーラーをコピー
- Windows環境では管理者権限でインストーラーを実行
- インストールウィザードの指示に従って進める
- インストール先ディレクトリを確認してメモしておく
- 手動での環境変数設定
- JAVA_HOME環境変数を手動で設定
- Path環境変数にJavaのbinディレクトリを追加
- 設定後、コマンドプロンプトを再起動して確認
オフライン環境で特に注意すべき点として、依存関係のあるライブラリやツールも事前に取得しておく必要があります。特に開発環境を構築する場合は、以下も併せて準備しましょう。
| 必要なファイル | 説明 | 取得先 |
|---|---|---|
| JDKインストーラー | Java開発キットの本体 | Oracle公式サイトまたはOpenJDKディストリビューター |
| ドキュメント(オプション) | APIドキュメントやガイド | 公式ドキュメントサイト |
| IDE(統合開発環境) | Eclipse、IntelliJ IDEAなど | 各IDE提供元の公式サイト |
企業環境でのオフラインインストールでは、情報システム部門が用意した内部リポジトリやファイルサーバーから取得できる場合もあります。その場合は社内の手順書やガイドラインに従ってインストールを進めてください。
また、Linuxサーバー環境でのオフラインインストールの場合は、tar.gz形式のアーカイブファイルを展開し、適切なディレクトリに配置する方法も有効です。
tar -xzf openjdk-21_linux-x64_bin.tar.gz
sudo mv jdk-21 /usr/local/
sudo ln -s /usr/local/jdk-21/bin/java /usr/bin/javaオフライン環境では自動アップデート機能が利用できないため、セキュリティパッチの適用は手動で定期的に行う必要があります。最新のセキュリティ情報を確認し、必要に応じて更新版のインストーラーを取得して適用する運用体制を整えておくことが重要です。
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用途別:最適なJavaバージョンの選び方

Javaをダウンロードする際、「どのバージョンを選べばいいのか」は多くの方が悩むポイントです。用途によって最適なバージョンは異なるため、自分の目的に合ったバージョンを選択することが重要になります。ここでは、利用シーンごとに推奨されるJavaバージョンと、その選定理由について詳しく解説していきます。
初心者の学習・一般開発向けの推奨バージョン
プログラミング学習を始める方や、個人的な開発プロジェクトに取り組む方には、最新のLTS(長期サポート)バージョンの利用をおすすめします。2025年時点では、Java 21またはJava 17が該当します。
LTSバージョンを選ぶ理由は、以下の点にあります:
- 長期間にわたってセキュリティアップデートが提供される
- 豊富なドキュメントやチュートリアルが利用できる
- 最新の言語機能を学べるため、現代的なコーディングスタイルが身につく
- コミュニティのサポートが充実している
特にJava 17以降では、レコード型やパターンマッチングなど、コードを簡潔に書ける新機能が追加されており、学習効率も向上します。初心者の方は、Oracle公式サイトまたはMicrosoft Build of OpenJDKから最新LTSバージョンをダウンロードすることで、安定した学習環境を構築できます。
Minecraft利用時の推奨バージョン
Minecraftをプレイする、またはMinecraft用のMODを開発する場合は、Minecraftのバージョンに対応したJavaバージョンを選ぶ必要があります。Minecraftの各エディションによって要求されるJavaバージョンが異なるため、注意が必要です。
バージョン別の推奨環境は以下の通りです:
- Minecraft Java Edition 1.20.5以降:Java 21以降を推奨
- Minecraft Java Edition 1.18~1.20.4:Java 17以降を推奨
- Minecraft Java Edition 1.17以前:Java 8または11を推奨
- MOD開発環境(Forge、Fabric等):各MODローダーの公式サイトで指定されたバージョンを使用
Minecraftランチャーには適切なJavaランタイムが同梱されていることが多いですが、MODを多数導入する場合やサーバーを運営する場合は、独立したJDKをダウンロードして適切にメモリ設定を行うことで、より快適なプレイ環境を実現できます。プレイするMinecraftのバージョンを確認してから、対応するJavaをダウンロードするようにしましょう。
既存システムの保守・運用での選定基準
既に稼働している業務システムやレガシーアプリケーションを保守・運用する場合、現在そのシステムが動作しているJavaバージョンと同一のバージョンを使用することが基本原則となります。安易なバージョンアップは予期しない不具合を引き起こす可能性があるためです。
既存システムでのJavaバージョン選定における重要なポイント:
- 互換性の確認:システムのドキュメントや設計書で動作保証されているJavaバージョンを確認する
- 依存ライブラリの対応状況:使用しているフレームワークやライブラリが新しいJavaバージョンに対応しているか検証する
- サポート期限の把握:使用中のJavaバージョンのサポート終了時期を確認し、計画的な移行を検討する
- テスト環境での検証:バージョンアップを検討する場合は、必ず本番環境と同等のテスト環境で十分な動作確認を行う
特にJava 8で開発されたシステムは多く残っているため、保守目的でJava 8をダウンロードする必要があるケースも少なくありません。ただし、サポート期限を踏まえ、セキュリティリスクを考慮しながら計画的に新しいLTSバージョンへの移行を検討することが、長期的なシステム運用では重要になります。
企業向け大規模システム開発での選び方
企業の基幹システムや大規模なエンタープライズアプリケーションを開発する場合、Javaバージョンの選定は戦略的な判断が求められます。開発開始時には、システムのライフサイクル全体を見据えたバージョン選定が不可欠です。
企業システム開発におけるバージョン選定の判断基準:
- サポート期間の長さ:LTSバージョンを選択し、システムの運用予定期間中にサポートが継続されることを確認する
- 安定性の実績:リリース直後ではなく、一定期間運用実績のあるバージョン(例:リリース後6ヶ月以上経過)を選ぶ
- フレームワーク・ミドルウェアの対応状況:Spring Framework、Jakarta EE、アプリケーションサーバーなどの対応状況を確認
- 開発チームのスキルセット:新機能を活用できる体制があるか、教育コストを考慮する
- パフォーマンス要件:新しいバージョンのGC(ガベージコレクション)機能やJIT最適化が業務要件に適合するか評価する
2025年現在、新規の大規模開発ではJava 17またはJava 21の採用が標準的になってきています。これらのバージョンは、モダンな言語機能とパフォーマンス改善を提供しながら、長期サポートによって安定した運用が可能です。
また、企業システムでは複数の開発環境や本番環境で同一バージョンを使用する必要があるため、ライセンス条件や商用サポートの有無も重要な選定要素となります。Oracle JDKの商用サポートが必要か、OpenJDKディストリビューションで十分かを、企業のポリシーに基づいて判断してからダウンロードを行いましょう。
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複数バージョンの管理と切り替え方法

Javaのダウンロードとインストールを行う際、開発環境によっては複数のバージョンを同時に使い分ける必要が生じることがあります。プロジェクトごとに異なるJavaバージョンが指定されている場合や、レガシーシステムと新規開発を並行して進める場合など、バージョンの切り替えが頻繁に発生する開発者にとって、効率的な管理方法を知っておくことは非常に重要です。このセクションでは、複数のJavaバージョンを効果的に管理し、必要に応じて素早く切り替えるための具体的な方法を解説します。
バージョン管理が必要なケースとは
Javaのバージョン管理が必要になる代表的なケースを理解しておくことで、自分の開発環境に適した管理方法を選択できます。まず最も一般的なのが、複数のプロジェクトを並行して開発している場合です。あるプロジェクトではJava 8を使用し、別のプロジェクトではJava 17を使用するといった状況では、プロジェクトを切り替えるたびにJavaバージョンも変更する必要があります。
次に、既存システムの保守と新規開発を同時に担当しているケースがあります。レガシーシステムは古いバージョンのJavaで動作しており、アップグレードが困難な場合、保守作業のためには旧バージョンを維持しながら、新規プロジェクトでは最新のLTSバージョンを使用するという状況が発生します。
さらに、フレームワークやライブラリの互換性確認を行う場合も複数バージョンが必要です。特定のフレームワークが複数のJavaバージョンで正しく動作するかテストする際には、環境を素早く切り替えられることが開発効率に直結します。
- マルチプロジェクト環境:顧客やチームごとに異なるJavaバージョンを使用している場合
- 互換性テスト:アプリケーションが複数のJavaバージョンで動作することを確認する必要がある場合
- 段階的移行:プロジェクトを旧バージョンから新バージョンへ段階的に移行している場合
- 学習目的:異なるバージョンの機能や違いを学習・比較する場合
バージョン管理を怠ると、プロジェクト切り替え時に環境変数を手動で変更する手間が発生したり、誤ったバージョンで実行してしまうリスクがあるため、適切なツールを活用することが推奨されます。
バージョン管理ツールの活用法
複数のJavaバージョンを効率的に管理するには、専用のバージョン管理ツールを活用することが最適解です。これらのツールを使用することで、コマンド一つでバージョンを切り替えたり、プロジェクトディレクトリごとに自動的に適切なバージョンを使用したりできるようになります。ここでは、特に人気の高い2つのツール、sdkmanとjenvの使い方を詳しく解説します。
sdkmanの使い方
sdkman(Software Development Kit Manager)は、Java を含む様々なSDKのバージョン管理を一元的に行えるツールで、特にLinuxやMacOSユーザーに広く利用されています。複数のJDKディストリビューション(Oracle JDK、OpenJDK、Amazon Corretto、Temurinなど)を簡単にダウンロード・切り替えできる点が大きな特徴です。
sdkmanのインストールは非常にシンプルで、ターミナルから以下のコマンドを実行するだけです:
curl -s "https://get.sdkman.io" | bash
source "$HOME/.sdkman/bin/sdkman-init.sh"インストール後、利用可能なJavaバージョンを確認するには次のコマンドを使用します:
sdk list javaこのコマンドにより、様々なベンダーとバージョンの一覧が表示されます。特定のバージョンをインストールする場合は以下のように実行します:
sdk install java 17.0.9-tem
sdk install java 11.0.21-amzn
sdk install java 8.0.392-zuluバージョンの切り替えは非常に簡単で、以下のコマンドで行えます:
# 現在のシェルセッションでのみ切り替え
sdk use java 17.0.9-tem
# デフォルトバージョンとして設定
sdk default java 17.0.9-tem現在使用中のバージョンを確認するには、次のコマンドを実行します:
sdk current javasdkmanの優れた点は、プロジェクトディレクトリごとに「.sdkmanrc」ファイルを配置することで、ディレクトリに入った際に自動的に適切なJavaバージョンに切り替わる機能です。プロジェクトルートに以下の内容で.sdkmanrcファイルを作成します:
java=17.0.9-temその後、ディレクトリに入る際に以下のコマンドを実行することで自動切り替えが有効になります:
sdk envjenvの使い方
jenvは、Javaバージョンの切り替えに特化した軽量なツールで、既にインストール済みのJDKを管理するアプローチを取ります。rbenv(Rubyのバージョン管理ツール)と同様の操作感で、グローバル、シェルセッション、ディレクトリごとの3つのレベルでバージョンを管理できます。
MacOSでのインストールはHomebrewを使用すると簡単です:
brew install jenvインストール後、シェルの設定ファイル(.bash_profile、.zshrcなど)に以下を追加します:
export PATH="$HOME/.jenv/bin:$PATH"
eval "$(jenv init -)"jenvは既存のJDKを管理するため、まず利用したいJavaバージョンを通常の方法でダウンロード・インストールしておく必要があります。その後、jenvにJavaのパスを登録します:
# MacOSの例
jenv add /Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk-17.jdk/Contents/Home
jenv add /Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk-11.jdk/Contents/Home
jenv add /Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk1.8.0_392.jdk/Contents/Home登録されたバージョンを確認するには:
jenv versionsjenvでは3つのレベルでバージョンを設定できます:
# グローバル(システム全体のデフォルト)
jenv global 17.0
# 現在のシェルセッションのみ
jenv shell 11.0
# 特定のディレクトリ配下(プロジェクト単位)
cd /path/to/project
jenv local 8.0ディレクトリレベルで設定を行うと、そのディレクトリに「.java-version」ファイルが作成され、以後そのディレクトリに入るたびに自動的に指定されたバージョンが適用される仕組みです。
現在有効なJavaバージョンを確認するには:
jenv versionjenvでは、JavaのバージョンだけでなくMAVEN_HOMEなどの環境変数も自動的に管理できるプラグイン機能があります:
jenv enable-plugin export
jenv enable-plugin mavenこれらのプラグインを有効にすることで、Java切り替え時に関連する環境変数も自動的に更新されるため、より統合的な開発環境を実現できます。
複数バージョンの共存方法
バージョン管理ツールを使わない場合でも、複数のJavaバージョンを共存させることは可能です。基本的には、異なるディレクトリにそれぞれのJavaバージョンをインストールし、環境変数やパスを適切に設定することで実現できます。
Windowsでは、複数のJDKを異なるフォルダにインストールし、環境変数JAVA_HOMEを切り替えることで対応できます。例えば以下のような構成が考えられます:
C:\Program Files\Java\jdk-8
C:\Program Files\Java\jdk-11
C:\Program Files\Java\jdk-17プロジェクトに応じてJAVA_HOMEを変更するバッチファイルを作成する方法があります:
@echo off
set JAVA_HOME=C:\Program Files\Java\jdk-17
set PATH=%JAVA_HOME%\bin;%PATH%
echo Java 17に切り替えました
java -versionMacOSやLinuxでは、/usr/lib/jvm/や/Library/Java/JavaVirtualMachines/などのディレクトリに複数バージョンをインストールし、シェルのエイリアスやシンボリックリンクを活用することで切り替えが可能です:
# .zshrcや.bashrcに追加
alias java8="export JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/java-8-openjdk-amd64"
alias java11="export JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/java-11-openjdk-amd64"
alias java17="export JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/java-17-openjdk-amd64"IDE(統合開発環境)を使用している場合は、IDEの設定で複数のJDKを登録し、プロジェクトごとに使用するバージョンを指定できます。IntelliJ IDEAやEclipse、Visual Studio Codeなどの主要なIDEはすべてこの機能をサポートしています。
| 管理方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| sdkman | ダウンロードから管理まで一元化、多数のディストリビューション対応 | Windows非対応(WSL経由は可能) |
| jenv | 軽量でシンプル、既存JDKを活用 | JDKのダウンロードは別途必要 |
| 手動管理 | ツール不要、完全なコントロール | 切り替えに手間がかかる、ミスが発生しやすい |
| IDE管理 | 開発環境と統合、視覚的に管理 | コマンドラインでの作業には非対応 |
どの方法を選択するかは、開発環境や作業スタイルによって異なります。頻繁にバージョンを切り替える必要がある場合は専用ツールの導入を強く推奨しますが、たまにしか切り替えない場合は手動管理やIDE内での管理でも十分対応可能です。重要なのは、チーム内で統一された管理方法を採用し、プロジェクトドキュメントに記載しておくことで、環境構築の手間を最小限に抑えることです。
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旧バージョンのダウンロードとアーカイブ

Javaの開発や運用において、最新バージョンだけでなく過去のバージョンが必要になることがあります。特定のアプリケーションやシステムとの互換性を保つため、または既存環境を再現するために、旧バージョンのJavaをダウンロードする必要が生じる場面は少なくありません。ここでは、過去のJavaバージョンを入手する方法と、それが必要になる具体的なケースについて解説します。
過去のリリース版の入手方法
Javaの旧バージョンをダウンロードする際には、公式のアーカイブサイトやディストリビューション提供元から入手することが重要です。非公式なサイトからのダウンロードはセキュリティリスクを伴うため、必ず信頼できるソースを利用しましょう。
Oracle JDKのアーカイブからのダウンロード
Oracle JDKの過去バージョンは、Oracleの公式アーカイブページから入手できます。以下の手順でアクセスしてください。
- Oracle Java Archiveページにアクセスし、必要なバージョンを選択
- Oracleアカウントでのログインが必要(無料で作成可能)
- ライセンス同意書を確認し、同意する
- 対象OS(Windows、Mac、Linux)に応じたインストーラーをダウンロード
Oracleのアーカイブでは、Java SE 6以降の主要バージョンが提供されており、各バージョンのアップデートリリースも含まれています。ダウンロードには商用利用の場合はライセンスの確認が必須となりますので、用途に応じて適切なライセンスを選択してください。
OpenJDKのアーカイブからの入手
OpenJDKの過去バージョンは、複数のディストリビューション提供元からダウンロード可能です。
- AdoptiumのEclipse Temurin:過去のLTSバージョンを含む幅広いアーカイブを提供
- Azul Zulu:Java 6以降の多様なバージョンに対応したアーカイブ
- Amazon Corretto:Java 8、11、17などの主要バージョンの旧リリース
- Red Hat OpenJDK:エンタープライズ向けの過去バージョン
これらのディストリビューション提供元では、各バージョンのダウンロードページにアーカイブセクションが用意されており、メジャーバージョンだけでなくマイナーアップデートも入手できます。
GitHubリポジトリからの入手
より古いバージョンや特定のビルドが必要な場合は、OpenJDKの公式GitHubリポジトリやミラーサイトから、タグやリリースブランチを指定してソースコードを取得し、自分でビルドすることも可能です。ただし、この方法は技術的な知識が必要となります。
旧バージョンが必要になる場面
最新版のJavaが常に最適とは限りません。実際の開発・運用現場では、さまざまな理由から旧バージョンのJavaが必要になるケースがあります。
レガシーシステムの保守と運用
企業の基幹システムや長期間運用されているアプリケーションでは、特定のJavaバージョンに依存した設計がなされていることがあります。新しいバージョンに移行すると、APIの変更や非推奨機能の削除により、アプリケーションが正常に動作しなくなるリスクがあります。このため、既存システムを安定稼働させるために旧バージョンの継続使用が必要です。
互換性の問題への対応
開発したアプリケーションが特定のJavaバージョンでのみ動作する場合や、使用しているフレームワークやライブラリが新しいJavaバージョンに対応していない場合があります。特に以下のケースで旧バージョンが必要になります。
- サードパーティライブラリが最新Javaに未対応
- フレームワークのバージョンアップが困難
- JVMの動作変更により既存コードに影響が出る場合
- パフォーマンスチューニングの設定が新バージョンで使えない
開発環境とプロダクション環境の統一
開発時と本番環境でJavaのバージョンを揃えることは、予期しない不具合を防ぐために重要です。本番環境がJava 11で稼働している場合、開発環境やテスト環境も同じJava 11を使用することで、環境差異による問題を最小化できます。
既存プロジェクトの再現とデバッグ
過去に開発したプロジェクトを再度ビルドする際や、特定のバグを再現する必要がある場合、当時使用していたJavaバージョンが必要になります。バージョンが異なると、コンパイル結果や実行時の挙動が変わる可能性があるため、正確な再現には旧バージョンのダウンロードが不可欠です。
学習・検証目的での利用
Javaのバージョン間の違いを学習したり、マイグレーション計画を立てる際には、複数のバージョンを比較検証する必要があります。また、技術書籍やオンライン教材が特定バージョンを前提としている場合、学習効果を高めるために該当バージョンを使用することが推奨されます。
セキュリティパッチの適用タイミング
最新バージョンへの即座の移行が難しい場合でも、セキュリティアップデートは必須です。メジャーバージョンは維持しつつ、マイナーアップデートやセキュリティパッチが適用された旧バージョンをダウンロードすることで、セキュリティリスクを軽減しながら互換性を保つことができます。
これらの理由から、旧バージョンのJavaをダウンロードできる環境を把握しておくことは、エンジニアにとって重要なスキルと言えます。ただし、旧バージョンの使用は必要最小限にとどめ、可能な限り最新のサポートされているバージョンへの移行を計画することが推奨されます。
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Javaのライセンスと費用について

Javaをダウンロードして使用する前に、ライセンスと費用について正しく理解しておくことは非常に重要です。Javaには複数のディストリビューションが存在し、それぞれ異なるライセンス形態を持っています。特に商用環境で利用する場合は、ライセンス違反を避けるために事前の確認が不可欠です。ここでは、主要なJavaディストリビューションのライセンスと費用体系について詳しく解説していきます。
Oracle JDKの商用利用とライセンス
Oracle JDKは、Oracle社が提供する公式のJava開発キットです。2019年4月のJava SE 8以降のバージョンから、Oracle JDKの商用利用には有償のライセンス契約が必要となりました。これは「Oracle Technology Network License Agreement」という新しいライセンス体系の導入によるものです。
具体的には、以下のような利用シーンでOracle JDKを使用する場合、ライセンス費用が発生する可能性があります:
- ビジネス目的での本番環境における利用
- 商用アプリケーションの開発と配布
- 社内システムでの業務利用
- 顧客へのサービス提供に使用する場合
一方で、個人的な学習や開発、評価目的での使用は無償で認められています。また、Oracle社は「Oracle Java SE Subscription」というサブスクリプション形式のライセンスを提供しており、これによって長期的なサポートとアップデートを受けることができます。
Oracle JDKの大きなメリットは、Oracle社による公式サポートと高品質なパフォーマンスチューニング、そして包括的なセキュリティアップデートが保証されている点です。エンタープライズ環境で安定性と信頼性を重視する企業にとっては、ライセンス費用を支払ってでも選択する価値があるディストリビューションと言えます。
無償で利用できるOpenJDKの選択肢
商用利用でも無償で使用できるJavaを探している場合、OpenJDKベースのディストリビューションが最適な選択肢となります。OpenJDKはオープンソースのJava実装であり、Oracle JDKとほぼ同等の機能を持ちながら、無償で商用利用が可能です。
現在利用できる主要なOpenJDKディストリビューションには以下のようなものがあります:
- OpenJDK(公式ビルド) – Oracle社自身が提供する無償版で、GPL+Classpath Exceptionライセンスで配布されています
- Microsoft Build of OpenJDK – Microsoft社が提供するOpenJDKで、Windows、macOS、Linuxに対応し、無償かつ商用利用可能です
- Amazon Corretto – Amazonが提供するOpenJDKディストリビューションで、長期サポートとセキュリティアップデートが含まれています
- Adoptium(旧AdoptOpenJDK) – Eclipse Foundationが運営するコミュニティベースのOpenJDKで、幅広いプラットフォームに対応しています
- Azul Zulu – Azul Systems社が提供するOpenJDKで、無償版と商用サポート付きの有償版があります
- Red Hat OpenJDK – Red Hat社が提供するOpenJDKで、RHEL環境に最適化されています
これらのOpenJDKディストリビューションは、いずれも商用環境での利用に制限がなく、ライセンス費用も発生しません。機能面ではOracle JDKとほぼ同等であり、Java SEの標準仕様に完全準拠しています。そのため、開発したアプリケーションの互換性について心配する必要はほとんどありません。
OpenJDKを選択する際の重要なポイントは、サポート期間とアップデートの提供体制です。特にLTS(長期サポート)バージョンを使用する場合は、各ディストリビューション提供者がどの程度の期間セキュリティアップデートを提供するのか確認しておくことが推奨されます。例えば、Microsoft Build of OpenJDKやAmazon Correttoは、LTSバージョンに対して長期的なサポートを明言しており、企業での採用実績も豊富です。
結論として、個人開発者や中小企業、スタートアップ企業がJavaをダウンロードする際は、無償で利用できるOpenJDKディストリビューションから選択するのが賢明です。一方、大規模なエンタープライズ環境で公式の技術サポートが必要な場合は、Oracle JDKの有償ライセンスを検討する価値があります。自社の要件と予算に応じて、最適なディストリビューションを選択しましょう。
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Javaアップデートの管理方法

Javaは定期的にセキュリティパッチや機能改善が行われるため、適切なアップデート管理が重要です。しかし、アップデート方法を誤ると開発環境が破損したり、既存のアプリケーションが動作しなくなる可能性があります。ここでは、安全かつ効率的なJavaのアップデート管理方法について解説します。
自動アップデートと手動アップデートの違い
Javaのアップデートには、自動アップデートと手動アップデートの2つの方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。適切な方法を選択することで、セキュリティと開発環境の安定性を両立できます。
自動アップデートは、Oracle JDKをインストールした際にデフォルトで有効になっている機能です。定期的にバックグラウンドでアップデートの有無を確認し、新しいバージョンが利用可能になると通知またはインストールを実行します。この方式の最大のメリットは、常に最新のセキュリティパッチが適用されることで、脆弱性のリスクを最小限に抑えられる点です。一般ユーザーやセキュリティを最優先したい環境では推奨されます。
一方、手動アップデートは、開発者が任意のタイミングでアップデートを実行する方式です。Javaの公式サイトから最新版をダウンロードし、意図的にインストール作業を行います。この方法では、アップデートのタイミングを完全にコントロールできるため、既存システムへの影響を事前にテストできるメリットがあります。特に開発環境や本番環境では、予期しないバージョンアップによるトラブルを避けるため、手動アップデートが一般的です。
自動アップデートの設定は、Windowsの場合はコントロールパネルの「Java」から、Macの場合はシステム環境設定の「Java」から変更できます。開発用途であれば自動アップデートを無効化し、テスト後に手動でアップデートすることを推奨します。
アップデート時の注意点
Javaをアップデートする際には、いくつかの重要な注意点があります。適切な手順を踏まないと、開発環境の破損やアプリケーションの動作不良を引き起こす可能性があるため、事前の確認が欠かせません。
まず最も重要なのは、既存プロジェクトとの互換性確認です。特にメジャーバージョン(Java 8から11、11から17など)をアップデートする場合、非推奨APIの削除や仕様変更により既存コードが動作しなくなることがあります。本番環境でアップデートする前に、必ず開発環境やテスト環境で動作確認を行いましょう。
次に、環境変数の確認も必須です。新しいバージョンをインストールした後、JAVA_HOMEやPathの設定が古いバージョンを参照したままになっていないか確認してください。複数バージョンが混在している環境では、意図しないバージョンが実行される可能性があります。
また、ライセンス条項の変更にも注意が必要です。Oracle JDKの場合、バージョンによって商用利用の条件が異なるため、アップデート前に最新のライセンス情報を確認しましょう。商用利用が必要な場合は、OpenJDKディストリビューションへの移行も検討する価値があります。
アップデート実施時には以下のチェックリストを活用すると安全です。
- 現在のJavaバージョンと環境変数設定のバックアップ取得
- 依存ライブラリやフレームワークの対応状況確認
- テスト環境での動作検証
- ロールバック手順の準備
- ライセンス条項の確認
古いバージョンの削除とアンインストール
Javaをアップデートした後、古いバージョンをそのまま残しておくと、セキュリティリスクやシステムリソースの無駄遣いにつながります。ただし、複数バージョンの共存が必要な開発環境を除き、使用していない古いバージョンは適切に削除することが推奨されます。
Windows環境でのアンインストールは、コントロールパネルの「プログラムと機能」から実行します。Java関連のプログラムが複数表示される場合がありますが、バージョン番号を確認しながら不要なものを選択して削除してください。JDKとJREが別々にインストールされている場合、両方を削除する必要があります。
アンインストール手順は以下の通りです。
- コントロールパネルを開き、「プログラムと機能」を選択
- 一覧から「Java」または「Java(TM)」で始まる項目を探す
- 削除したいバージョンを右クリックして「アンインストール」を選択
- アンインストールウィザードに従って削除を完了
- コマンドプロンプトで「java -version」を実行し、削除を確認
Mac環境でのアンインストールは、ターミナルからコマンド操作で行います。Javaはシステムディレクトリにインストールされているため、管理者権限が必要です。以下のコマンドで特定バージョンのJavaを削除できます。
sudo rm -rf /Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk-[バージョン番号].jdk削除前には、必ず現在使用中のバージョンを確認してください。誤って使用中のバージョンを削除すると、開発環境が機能しなくなります。また、環境変数でパスを直接指定している場合は、アンインストール後に設定ファイルの修正も必要です。
企業環境や複数プロジェクトを扱う開発者の場合、古いバージョンを完全に削除せず、バージョン管理ツール(sdkmanやjenvなど)で管理する方法も有効です。これにより、必要に応じて過去のバージョンに素早く切り替えられます。
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よくある質問と回答

Javaのダウンロードやインストールに関して、多くの方が疑問に感じる点について、実務経験を踏まえた実践的な回答をまとめました。初めてJavaを導入する方から、複数のプロジェクトを管理する開発者まで、さまざまな立場の方に役立つ情報を提供します。
複数バージョンを同時にインストールできますか?
Javaは複数のバージョンを同一PC上に同時にインストールすることが可能です。異なるプロジェクトで異なるJavaバージョンが必要な場合や、新旧システムの保守を並行して行う場合など、実務では複数バージョンの共存が必要になるケースは珍しくありません。
複数バージョンをインストールする際の重要なポイントは以下の通りです。
- 各バージョンを異なるディレクトリにインストールする(例:C:\Program Files\Java\jdk-17、C:\Program Files\Java\jdk-21)
- 環境変数JAVA_HOMEやPathの設定を適切に管理する
- どのバージョンがデフォルトとして使用されるかを把握しておく
- IDE(統合開発環境)ごとに使用するJavaバージョンを指定できる
ただし、環境変数の設定が競合すると意図しないバージョンが実行される可能性があるため注意が必要です。バージョン管理ツール(sdkmanやjenvなど)を活用することで、より安全かつ効率的に複数バージョンを切り替えながら使用できます。コマンドラインから実行する際には、フルパスを指定するか、プロジェクトごとに使用するバージョンを明示的に設定することをおすすめします。
JDKとJREはどちらをダウンロードすべきですか?
JDK(Java Development Kit)とJRE(Java Runtime Environment)の選択は、使用目的によって明確に分かれます。プログラム開発を行う場合は必ずJDKをダウンロードしてください。JDKには開発に必要なコンパイラ(javac)やデバッグツール、そしてJREも含まれているため、開発者にとってはオールインワンのパッケージとなっています。
一方、JREは既に開発されたJavaアプリケーションを実行するだけの環境です。以下のような用途別の判断基準があります。
| 用途 | 推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| プログラミング学習 | JDK | コードの記述とコンパイルが必要 |
| アプリケーション開発 | JDK | 開発ツール一式が必要 |
| Javaアプリの実行のみ | JRE | 実行環境のみで十分 |
| 用途が不明確な場合 | JDK | 後から追加インストール不要 |
なお、Java 11以降では、OracleはJREを単独で配布していないため、実質的にJDKをダウンロードすることになります。迷った場合はJDKを選択しておけば、どのような用途にも対応できます。ディスク容量の差は数百MB程度であり、現代のストレージ環境では大きな問題にはなりません。
無料版と有料版の違いは何ですか?
Javaには無料で利用できるディストリビューションと、商用サポート付きの有料版が存在します。この違いを理解することは、特に企業での利用において重要です。
OpenJDKをベースとした多くのディストリビューション(Amazon Corretto、Microsoft Build of OpenJDK、Eclipse Temurinなど)は完全に無料で、商用利用も可能です。これらは機能面でも十分に実用的で、多くの企業や開発者に採用されています。技術的な品質や性能に大きな差はなく、無料版でも本番環境での使用に問題はありません。
有料版との主な違いは以下の点に集約されます。
- 技術サポート:有料版では専門家による技術サポートが受けられる
- セキュリティパッチの提供期間:有料サポートではLTS期間を超えた長期サポートが可能
- 法的保証:知的財産権に関する保証やインデムニティ(補償)が提供される
- 緊急対応:重大な問題が発生した際の優先的な対応
Oracle JDKは2019年のライセンス変更により、商用利用では有料サブスクリプションが必要になりましたが、開発・テスト・個人利用は無料です。企業での本番環境利用を検討している場合は、ライセンス条項を必ず確認してください。一方、OpenJDK系のディストリビューションは、コミュニティサポートで十分な場合や、自社で技術対応できる体制がある場合に適しています。
LTSバージョンとは何ですか?
LTS(Long Term Support)バージョンとは、長期間にわたってセキュリティアップデートやバグ修正が提供される、特別にサポート期間が延長されたバージョンのことです。Javaでは6ヶ月ごとに新しいバージョンがリリースされますが、すべてのバージョンがLTSとして指定されるわけではありません。
現在のJavaのリリースサイクルでは、3年ごとにLTSバージョンが指定されています。2025年時点での主要なLTSバージョンは以下の通りです。
- Java 21(2023年9月リリース、次世代LTS)
- Java 17(2021年9月リリース、現在広く採用されているLTS)
- Java 11(2018年9月リリース、多くのレガシーシステムで使用中)
- Java 8(2014年3月リリース、最も長く使われているLTS)
LTSバージョンを選択する主なメリットは以下の通りです。
- 安定性:長期間使用されることを前提に慎重にテストされている
- セキュリティ:数年間にわたってセキュリティパッチが提供される
- 互換性:エコシステム(フレームワークやライブラリ)の対応が充実している
- サポート:商用サポートが長期間利用可能
本番環境や長期間運用するシステムでは、LTSバージョンの選択が強く推奨されます。一方、非LTSバージョンは最新機能を試したい場合や、短期間のプロジェクトには適していますが、サポート期間が次のバージョンリリースまでの6ヶ月程度しかありません。初心者の学習用やこれから新規プロジェクトを始める場合は、最新のLTSバージョンをダウンロードすることをおすすめします。
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まとめ

本記事では、Javaのダウンロードとインストールに関する包括的な情報をお伝えしました。Javaは世界中で広く使われているプログラミング言語であり、適切なバージョンの選択とインストールが開発やアプリケーション実行の第一歩となります。
Javaをダウンロードする際は、まずJDKとJREの違いを理解し、自分の用途に合ったものを選ぶことが重要です。開発者であればJDKを、既存のJavaアプリケーションを実行するだけであればJREで十分です。また、2025年現在では複数のディストリビューションが提供されており、Oracle JDKだけでなくMicrosoft Build of OpenJDKなどの選択肢も豊富にあります。
ダウンロード後のインストールプロセスは、Windows、Mac、Linuxなど各OS環境によって手順が異なります。環境変数の設定は特に重要なステップであり、正しく設定されていないとコマンドラインからJavaを実行できない場合があります。インストール後は必ずバージョン確認を行い、正常にインストールされたことを確認しましょう。
用途別に最適なバージョンを選ぶことも忘れてはいけません。学習目的であれば最新のLTSバージョンを、企業システムであれば安定性とサポート期間を考慮したバージョン選定が求められます。また、Minecraftなど特定のアプリケーションを利用する場合は、そのアプリケーションが要求するバージョンに合わせる必要があります。
複数のプロジェクトに携わる開発者の場合、sdkmanやjenvといったバージョン管理ツールを活用することで、複数のJavaバージョンを効率的に切り替えながら作業できます。これにより、異なるバージョン要件を持つプロジェクト間をスムーズに移動できるようになります。
ライセンスに関する理解も重要なポイントです。Oracle JDKには商用利用時のライセンス制約がある一方、OpenJDKベースのディストリビューションは無償で商用利用が可能なものも多く存在します。自分の利用環境に適したライセンス形態を選択しましょう。
インストール時にトラブルが発生した場合は、環境変数の設定ミスやバージョンの競合が原因であることが多いため、本記事のトラブルシューティングセクションを参考に対処してください。特にjvm.dllエラーやバージョンが認識されない問題は頻繁に報告されるトラブルですが、適切な手順を踏めば解決できます。
Javaは定期的にバージョンアップが行われており、セキュリティパッチや新機能が追加されています。自動アップデートと手動アップデートの違いを理解し、開発環境の安定性を保ちながら適切なタイミングでアップデートを実施することが推奨されます。古いバージョンを削除する際は、依存関係に注意して慎重に作業を進めましょう。
Javaのダウンロードとインストールは、一見複雑に思えるかもしれませんが、本記事で解説した手順に従えば初心者でも安全に導入できます。適切なバージョン選択、正しいインストール手順、そして環境に応じた設定を行うことで、快適なJava開発環境を構築できるでしょう。
